疲労解析の実行(Performing Fatigue Analysis)
疲労解析を実行するには:
1つ以上の静解析スタディ、非線形スタディ、時刻歴線形動解析スタディを作成します。
疲労スタディを作成し(定振幅イベントまたは変動振幅イベント)、そのプロパティを定義します。 スタディを実行する前に、必ず適切なオプションを設定してください。
Simulation スタディ ツリーの載荷(Loading)フォルダー名と共にイベント タイプが表示されます。 荷重(Loading)フォルダを右クリックして、イベントの追加 (Add Event)を選択し、参照静解析スタディ上で、あるいは、非線形解析、またはモーダル時刻歴動解析スタディからの特定の解析ステップ上で疲労イベントを定義します。 複数の参照スタディに基づく疲労イベントを定義するには、荷重タイプ(Loading Type)をサイクル ピーク検索(Find Cycle Peaks)に設定します。
変動振幅イベントには、通常、大規模なデータが含まれます。 関数カーブ(Function Curve)ダイアログでは、データを格納したファイルを荷重履歴カーブとしてインポートすることが可能です。 データは、可変振幅疲労イベントの定義時に使用できるようになります。
各材料(material)に対し、少なくとも 1つ以上の SN カーブ(SN curve)を定義します。 疲労解析 SN カーブ(Fatigue SN Curves)タブを材料(Material)ダイアログ ボックスでクリックし、SN カーブを定義します。
結果オプション(Result options)を右クリックし、設定/編集(Define/Edit)を選択してすべての接点の結果を要求するか、隣接接点のみを要求します。 スタディが変動振幅イベントに基づいている場合には、希望の位置のレインフロー マトリックス チャートを表示することもできます。
変動振幅疲労解析スタディに対しては、疲労イベント アイコンを右クリックし、3D レインフローマトリックスプロット(Plot 3D Rainflow matrix)または2D レインフローマトリックスプロット(Plot 2D rainflow matrix)を選択することで、入力荷重履歴に対するチャートをプロットすることが可能です。
疲労スタディを実行します。 イベントの定義に使用した参照スタディの結果が使用できない場合は、疲労静的スタディの実行前に、プログラムにより参照スタディが自動的に実行されます。
結果の表示:
結果フォルダーにあるアイコンのダブルクリックにより関連するプロットを表示します。
プロットを定義するには、結果(Results)フォルダーを右クリックし、疲労プロット定義.(Define Fatigue Plot)を選択します。
結果を表示するには、結果(Results)フォルダを右クリックして疲労解析結果表示(List Fatigue Results)を選んでください。
変動振幅イベントによるスタディについては、結果(Results)フォルダーを右クリックし、マトリックス チャート(Matrix Charts)を選択するとマトリックス チャートを表示することもできます。
解析結果の詳細オプションについてはここを参照してください。
メッシュ作成前にスタディを実行しようとすると、その実行前にメッシュ作成が自動で行われます。 スタディの実行は、メッシュ作成終了後、解析を実行(Run analysis after meshing)(メッシュ PropertyManager)をチェックすることによっても行えます。
結果フォルダーのないスタディを実行すると、ソフトウェアによってフォルダーが作成され、スタディ タイプの結果オプション(Result Options)の指定に沿ってプロットされます。 結果フォルダーが既にある場合は、ソフトウェアは既存のプロットを更新します。
関連トピック
定義(Definitions)
疲労解析(Fatigue Analysis)
累積的損傷の理論(Theory of Accumulative Damage)
疲労プロット(Fatigue Plots)