アセンブリ フィーチャー(Assembly Features)
アセンブリで作業している際に、そのアセンブリ内にのみ存在するカット フィーチャーや穴フィーチャーを作成することができます。 フィーチャーに影響される構成部品は、作業のスコープを指定して決めます。 部品のフィーチャーのパターンを作成するのと同様にアセンブリ フィーチャーのパターンを作成できます。
この方法は、構成部品が実際に組み立てられた後にカットや穴を作成し、それが1つ以上の構成部品に影響を与える場合に有効です。 一つの構成部品にのみカットや穴を追加する場合は、アセンブリ フィーチャーを使用するより、部品編集機能を使用した方がよいと言えます。
必要条件ではありませんが、アセンブリ フィーチャーを追加する前に構成部品の位置を完全に定義し、位置を固定しておくことを推奨します。 これによって、後で構成部品を移動したときに予期せぬ結果になるのを防ぐことができます。
構成部品が アセンブルされた後、行われた材料除去操作を表す必要があるとき、アセンブリフィーチャーを使ってください。
アセンブリフィーチャーの例(Examples of Assembly Features)
溶接. プレートとチューブを溶接し、溶接はやや不正確なため組み立て後に両部品を貫通する穴をドリルで開けるような設計を考えます。(それらが組み立てられた後だけです。なぜなら溶接はいくぶん不正確であるので) ドリルで穴を開ける前に溶接した場合、穴が正確に揃わない場合があります。 設計者が、アセンブリドキュメントのアセンブリフィーチャーのかわりにそれぞれの部品ドキュメントで穴を作成した場合、穴は各部品の図面に表示され、製造工程の前に穴が開けられます。これは設計意図に沿いません。
研削(Grinding): 溶接の後研削が行われます。 溶接と同様に研削も正確ではないため、部品を組み立てた後に研削を行います。 組み立て前の部品に研削箇所が表示されるべきではありません。
アセンブリフィーチャーはトップダウン設計と関連していません。 部品のジオメトリは(それらが部品ファイルと図面に存在するように)アセンブリでジオメトリによって定義されませんでした。(レイアウトスケッチ、他の部品などを使って) 外部参照が作成されませんでした。
一般に、ベアリング、ギアとボルト穴を持っている構成部品のようなアセンブリ構成部品の穴がアセンブリの前の、部品で生産されます。 これらのケースで、部品ドキュメントの中で穴を作成します。 アセンブリジオメトリに基づいてそれらの穴の位置を定義したいなら、例えばレイアウトスケッチあるいは異なった部品のジオメトリを使います。それはトップダウン設計です。
穴フィーチャーが本当は個々の部品の中で作成されるべきであるとき、設計者によっては、それらをアセンブリフィーチャーを使って穴を作成します。 これらの設計者のために、 SolidWorks アプリケーションは穴シリーズ(Hole Series)ツールを持っています。 このツールはアセンブリフィーチャー穴を作成します、しかし穴ジオメトリは、アセンブリでではなく、個々の部品ドキュメントで作成されます。