モーション スタディの概要(Introduction to Motion Studies)
モーション スタディでは、アセンブリ モデルのグラフィック シミュレーションを行います。 照明やカメラの視点などの表示プロパティをモーション スタディに反映できます。 モーション スタディはアセンブリ モデルやそのプロパティを実際に変更することはありません。 指定したシミュレーション要素に基づいて変更するモデルを表示します。 SolidWorks の合致関係を使用して、モーションを作成する際、アセンブリ構成部品の動きを制限できます。
モーション スタディ(motion study)では、 MotionManager と呼ぶタイムライン基準のインタフェースを使用して、次のモーション スタディ ツールにアクセスします:
ベーシック モーション(Basic Motion): (主要 SolidWorks 製品として提供されます。) ベーシック モーションでアセンブリにおけるモーター、ばね、接触、重力の効果をシミュレーションとして実行できます。 ベーシック モーションではモーションの計算過程で質量が考慮されます。 ベーシック モーションは比較的素早く計算されるため、プレゼンテーションで使用できる物理学的なシミュレーションを表すアニメーションを作成できます。
モーション解析(Motion Analysis) (SolidWorks Premium の SolidWorks Motion(TM) アドインで利用可能です)。 モーション解析(Motion Analysis) を使用して、アセンブリにおけるシミュレーション要素(力, ばね, ダンパー, 摩擦を含む)を正確にシミュレーションし、その影響を分析します。 モーション解析(Motion Analysis) では計算上優れた運動学的ソルバーを使用し、材料特性や質量、慣性も計算要素とされます。 また、運動解析(Motion Analysis)ではシミュレーション結果をプロット出力し、更に分析することができます。
MotionManager ツールバーでは次を行うことができます:
使用するスタディの決定要因(Deciding Which Type of Study to Use)
アニメーション(Animation )を使用すると、質量や重力を計算要素としない、プレゼンテーションで使用できるアニメーションが作成できます。
ベーシック モーション(Basic Motion)を使用すると質量、衝突、重力を計算要素とする、プレゼンテーションで使用できる動作の近似シミュレーションを作成できます。
運動解析(Motion Analysis) を使用すると、アセンブリの物理的な動きを計算要素とする、計算上優れたシミュレーションを実行できます。 3つのオプションでは、これが最も計算上強化されたツールと言えます。 シミュレーションする動きの物理的理解があればあるほど、より良い結果になります。 運動解析(Motion Analysis) を使用して衝撃解析スタディを実行し、様々なタイプの荷重に対する構成部品の反応を理解できます。
関連トピック
新しい Motion Study の開始(Starting a New Motion Study)