静解析 - アダプティブ
静解析スタディのアダプティブ オプションを設定します。この設定は、スタディ実行時に行われます。デザイン シナリオを実行する場合にはオプションは無視されます。p-法ではメッシュの改善を行わずに、段階的に要素の次数を高くしながら結果の改善を行います。h-法はメッシュの改善を行い、要素の次数を変更しません。重要な領域により多くの要素を用いることで高い精度を得るだけでなく、改善されたメッシュでは重要な領域のジオメトリが各ループ内でより細かく表されます。
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アダプティブ法:
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アダプティブ h-法オプション
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ターゲット精度 - 歪みエネルギー基準の精度レベルを設定します。これは、応力の精度レベルではありません。ただし、歪みエネルギー基準の収束における高いレベルの精度は、優れた応力結果を意味します。スライダーを使用してレベルを設定してください。
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精度のバイアス - 要素の数を減らして正確なピーク応力結果を得るには、スライダーをローカルの方向に動かします。または、スライダーをグローバルの方向に動かして、全体的な正確な結果を得ることもできます。
特異応力は、荷重の集中する位置および鋭角部分で発生します。これらの位置の応力は、より小さな要素の使用に伴って増加し続けます。このような特異性をともなうモデルに対しては、スライダーをグローバル方向へ移動することをお勧めします。
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最大ループ回数 - スタディ実行時のループの最大値を設定します。ループの最大値は 5 です。
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メッシュの疎化 - 選択すると、アダプティブ ループ中の誤差の低い領域における、プログラムによるメッシュの疎化を許可します。連続するループの要素数は、モデルおよび初期のメッシュによって増加または減少します。このオプションが選択されていない場合、エラーの少ない領域のメッシュは変更されません。この場合、要素数はアダプティブ ループごとに増え続けます。
ターゲット精度が達成された場合、またはループの最大値に達した場合は、ループが停止されます。
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終了条件:収束具合の表示とループを止めるための判定基準の設定。以下のオプションから選択します:
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変化量 xx% 以下 (Change is xx% or less):選択された判定基準の最大許容相対変化の設定。
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要素更新のための相対ひずみエネルギー誤差量 xx% 以上 (Update elements with relative Strain Energy error xx% or more):個々の要素のひずみエネルギーに許される最大許容相対誤差の設定。他の 2 つの停止判定基準がどれも満たされていなければ、プログラムはひずみエネルギーが xx%、またはそれ以上の要素の多項式の次数を上げます。
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開始時 p-時数:最初の反復で用いられる次数の設定。最低次数は 2 で最高は 5 です。
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最大 p 次数:使用される最高の p 次数。最大値は 5 です。
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最大ループ回数:この解析で許容する最大ループ数の設定。ループの最大値は 4 です。
以下の状態から繰り返し計算を行うかどうか評価します。
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全体収束を判定
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すべての局所誤差の収束 (各要素)
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最大繰り返し回数
p 法を使用して静解析問題を解く場合、メッシュを切る前に (メッシュ オプション ダイアログ ボックスのヤコビアン点メニューから) 節点位置オプションを選ぶことをお勧めします。
アダプティブ法で静解析スタディを実行するには
関連トピック
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