特定の 3D モデルを 2D でシミュレートして簡略化することができます。 2D 簡略化は、静的、非線形、圧力容器設計、および熱解析の各スタディで使用できます。 2D 簡略化オプションを使用して、解析時間を短縮できます。 2D モデルでは 3D モデルに比べてメッシュ要素が少なく接触条件が単純なためです。 解析を実行した後で、3Dで結果をプロットすることができます。
2D 簡略化オプションは、4 つのタイプから選択できます。
- 平面応力
モデル寸法の1つを必要とし、それは他の2つに比べ、非常に小さいことくなければなりません。 それらの問題では、主応力の1つが応力状態を2次元にするために無視されます。このオプションは熱解析スタディでは使用できません。
図は、分散荷重のかかっているブラケットの例を示しています。

- 平面ひずみ
モデル寸法の1つを必要とし、それは他の2つに比べ、非常に大きくなければなりません。 それらの問題では、寸法の1つに沿う変形は無視され、ひずみ状態は2次元です。 このオプションは、熱解析スタディでは使用できません
図は、水圧のかかっているダムの例を示しています。

- 押し出し(Extruded)
押し出し方向へ一定熱応力のかかる問題をモデル化します。 このオプションは、熱解析スタディでのみ使用できます。
下の図は、均一な温度から突然に対流環境に入れられた長いブロックの例を示しています。

- 軸対称(Axisymmetric)
軸に対する回転の対称性を持つジオメトリ、材料特性、荷重、拘束をモデル化します。
図はOリングが上板によって溝に圧入される例を示します。 この例では、回転軸の任意の断面をモデル化することができます。

図は、内部のサーフェスにおいて絶縁され、外部のサーフェス上で対流環境にさらされた中空円筒の例を示します。
