VaultAdmin のボルトの設定(Vault Settings)タブでボルト管理者は、アドミン権限を付与し、グローバルなボルトの設定を指定します。
ボルト情報(Vault information)
ボルト情報では次の読み取り専用情報を提供します:
ボルト コンピュータ |
ボルトが存在するコンピュータをいいます。 |
ライセンス タイプ(License type) |
標準または SolidWorks Workgroup PDM Viewer。 |
ライセンスの変更(Change License) |
SolidWorks Workgroup PDM ボルト ライセンス キーを変更します。 |
グローバル設定
グローバル設定はすべてのユーザーとアドミン権限者に適用されます。
最新ファイルのコピーを別途保存(Keep extra copy of latest files) |
ドキュメントの最新バージョンのコピーは、プロジェクト フォルダーの Latest(最新)という名のフォルダーに保存されます。 メインのコピーが損傷した場合に備え、ボルトにドキュメントのコピーが保存されます。 ボルトの空きディスク容量を確保するにはこのチェックボックスを選択解除します。 この設定を選択しておくと、ドキュメントのコピーにかかる時間が長くなります。
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アクセス権のないプロジェクトを隠す(Hide projects with no access) |
ボルト ビューでプロジェクトにアクセス権のないユーザーにはプロジェクトが非表示になります。 または、プロジェクトは透明なアイコンとグレイのテキストとともに表示されます。 |
ユーザー ログイン要求 |
ユーザーはクライアントにログインする必要があります。 ユーザーは、それぞれのパスワードを保存することはできません。 |
リビジョンの更新を許可 |
ドキュメントを開かずにドキュメントのリビジョン更新を許可します。 ユーザーが図面ドキュメントのリビジョンを更新する場合、この情報はドキュメント プロパティに入力され、また図面のタイトル ブロック、リビジョン テーブルにも表示されます。
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最後のリビジョンを上書きする |
ボルト内のドキュメントを上書きし、ボルトのドキュメントと同じリビジョン レベルでユーザーがドキュメントをチェックインできるようにします。 |
ドキュメント プロパティの変更を許可 |
ユーザーが SolidWorks Workgroup PDM でドキュメントのプロパティを変更できるようにします。 選択解除すると、元のアプリケーション (SolidWorks、Microsoft Wordなど) でドキュメント プロパティを変更できます。 クライアントが、ドキュメントのリビジョンを増加させることができるように、この選択をチェックしなくてはなりません。 |
サブプロジェクト作成を許可 |
書き込み権のあるユーザーはプロジェクトの下にサブプロジェクトを作成できます。 選択解除すると、アドミン権限者のみサブプロジェクトを作成できます。 |
読み取り専用ユーザーには SolidWorks Workgroup PDM Viewer でのドキュメントのオープンを許可しない |
SolidWorks Workgroup PDM Viewer で読み取り専用アクセスをもつユーザーは、eDrawings® でドキュメントを参照できますが、保存することはできません。 Microsoft Office など他のアプリケーションに関連付けられているドキュメントを開くことはできません。 |
SolidWorks に関連付けられていない .prt/.asm/.drw 拡張子(.prt/.asm/.drw extensions not associated with SolidWorks) |
拡張子が SolidWorks 以外のドキュメントに関連づけられていてもかまいません。 例えば、CADKey ファイルは SolidWorks ファイルとしては扱われません。 |
別ユーザーが所有するドキュメントへの添付を許可する |
添付ファイルを参照してください。 |
所有者以外のユーザーにはファイル システムの属性を読み取り専用に指定(Set filesystem read-only attribute if not owner) |
ユーザーがボルトからドキュメントを開くと、SolidWorks Workgroup PDM によりローカル ドライブにドキュメントがコピーされ、Windows のローカル コピーには読み取り専用(Read-Only)と表示されます。 このようなドキュメントはボルトへはチェックインしないでください。 |
ユーザーのボルト内でのドキュメントの名前変更を許可(Allow users to rename documents in the Vault) |
ユーザーは、ボルト内でドキュメントの名前を変更する前にローカルのドキュメントのコピーを削除し、古い名前をもつドキュメントがボルトにチェックインされないようにする必要があります。 |
パフォーマンス電子メールを有効にする |
ボルトのサービスにより、SolidWorks Workgroup PDM によって生成されたパフォーマンス ログファイルが SolidWorks Corporation へと送信されます。 |
所有権を SolidWorks RW(読み取り/書き込みアクセス)/RO(読み取り専用アクセス)と関連付ける(Bind ownership to SolidWorks read-write/read-only access) |
SolidWorks 2005 より使用できるようになりました。SolidWorks 読み取り/書き込みアクセスは、SolidWorks Workgroup PDM の所有権と関連付けられます。 マルチユーザー環境を参照してください。 |
チェックイン時に図面検証をスキップする |
これにより、SolidWorks ソフトウェアで事前検証する前に図面をチェックインできます。 チェックイン時に最新ではない、または変更前のビューやアノテート アイテムが図面に存在する場合、ボルトの図面は最新のものではありません。 たとえば、ユーザー定義プロパティのリビジョンにリンクされたタイトル ブロック テキストが不正確になります。
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一般的な SolidWorks 図面をチェックインする際、Vault に PDF ファイルを作成する |
クライアントがボルトに図面をチェックインするとき、同じ名前の図面の PDF ファイルが自動的に作成されます。 SolidWorks 図面の PDF ファイルの作成 (Generating PDF Files for SolidWorks Drawings)を参照。 |
アドミン権限者(Administrators)
デフォルトとして設定されている、または ユーザーとグループ タブで作成されているすべてのユーザーやグループのアカウントをリスト表示します。 一人のユーザーのイメージ
はユーザーが一人であることを示し、複数ユーザーのイメージ
はグループであることを示します。 ユーザーやグループにアドミン権限を付与するには、名前の横のチェックボックスを選択します。
アドミン権限者は、VaultAdmin にアクセスし、ユーザーやプロジェクトを作成、またリビジョンやライフサイクル ステータスの構造を設定し、すべてのユーザに適用可能なグローバルな設定を指定できます。
- 常に最低一人のアドミン権限者を選択しておく必要があります。
- アドミン権限をもつすべてのユーザーは同等の権限をもつため、任意のアドミン権限者が、他のアドミン権限者の権限を削除できます。
- アドミン権限者は、自分の権限を削除することはできません。
ボルト ロック(Vault Lock)
ボルトは SolidWorks のタスク スケジューラの SolidWorks Workgroup PDM ファイルの変換作業中には、自動的にロックされます。
ロック解除 |
通常の作業(クライアントは、ボルトでドキュメントをチェックアウト、またチェックインできます)。 |
ロック解除指定 |
ドキュメントをアーカイブ、またはドキュメントをバルク ロードするユーザーを一人、通常はボルトアドミン権限者を選択します。 |
ロック(Locked) |
ボルトでの全ての作業を防ぎ、ボルト管理者がログ ファイル、バックアップなどを管理できるようにします。 また、サービスを停止することもできます。 ボルトがロックされていると、クライアントはログインできません。 ボルト管理者がボルトをロックする際に、クライアントが既にログインしていた場合、クライアントはログインされたままの状態になりますが、ボルトでどのようなコマンドをも実行することはできません。(チェックイン、ドキュメント情報、注記の追加など)。
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eDrawingsでの参照(Viewing with eDrawings)
アドミン権限者は、クライアントが eDrawings Professional のライセンスをもっていない場合にも下記の eDrawings Professional ツールを SolidWorks Workgroup PDM で使用できるようにします。
- マークアップを許可する(Allow markup)
- 測定を許可する(Allow measure)
- 保存を許可する(Allow save)
eDrawings の 寸法 と測定 のツールは、SolidWorks Workgroup PDM の次のルールに従います:
- マークアップ と 測定 が有効な場合、寸法を使用すると 寸法 が有効になり、値が表示されます。
- マークアップ が有効で、測定 が有効でない場合、寸法を使用すると、寸法 は有効になりますが値は表示されません。
- マークアップ が有効でなく、測定 が有効な場合、寸法 は有効になりませんが、測定 を使用することができます。
- マークアップ と 測定 の両方が有効でない場合、寸法 と 測定 は使用できません。
ドキュメントの削除、ロールバック、アーカイブ(Delete, Rollback, Archive documents)
ボルトからドキュメントを削除、ロールバックまたはアーカイブする権限のあるユーザーを定義します。
削除しない
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アドミン権限者とユーザーに該当します。
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アドミン権限者のみ(Administrators only)
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アドミン権限者のみです。(アドミン権限者(Administrators)のみに設計されています。)
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すべてのユーザー(All users):
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任意のユーザーとアドミン権限者に該当します。 ドキュメントが別のドキュメントによって参照されている場合もドキュメントを削除できます。
アドミン権限者のみ を選択したが、ユーザーがプロジェクトからドキュメントを削除できるようにするには、使用していないドキュメントを移動し、収納先とする新規プロジェクト(ごみ箱 など)を作成します。 定期的にボルトのアドミン権限者は、このプロジェクトからドキュメントを削除できます。
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ソフトウェアについて:
バージョン情報 ボックスに SolidWorks Workgroup PDM のリリース情報が表示されます。 更新 をクリックすると、VaultAdmin を最新のバージョンへ更新できます。