詳細化ドキュメント プロパティには寸法、アノテートアイテム、テーブルなどの仕様が含まれます。設計規格とは、複数の図面に適用できる一連の詳細化ドキュメント プロパティです。図面ドキュメントで使用する設計規格を作成し、カスタマイズできます。
以下を行うことができます:
- 設計規格をファイルに保存、アーカイブ、他のユーザーに送信。
- 保存済みの規格ファイルから設計規格をインポートする。
- ユーザー定義規格設定を図面テンプレートに保存できます。
- ユーザー定義の規格を名前変更、コピー、削除する。
オプション
(標準ツールバー) をクリックし ドキュメント プロパティ(Document Properties) を選択してユーザー定義の設計規格を作成することも可能です。
ドキュメント プロパティに適用できるユーザー定義の設定には次が含まれます:
- 基本的な詳細化設定および全体的な設計規格
- 各詳細化タイプに対するユーザー定義の設定
- ドキュメントレベルのレイヤ デフォルト
- ユーザー定義の引き出し線およびフレームスタイル、線の太さ
- 各詳細化タイプのプレビュー イメージ
以下を行う際には、標準規格を上書きすることのないよう、全体設計規格が異なる名前で保存されます:
-
ANSIやISO等の標準全体設計規格を選択した場合。
- 詳細化ドキュメント プロパティを変更した場合。
ユーザー定義の設計規格
以下の例では、企業の設計規格が以下の通りであるとします:
- 全体的な設計規格:ANSI
- 溶接記号の基本規格:GB
- アノテート アイテムや寸法の引出線太さ:0.20mm
これらの要件を設定するには:
-
オプション
(標準ツールバー) をクリックします。
-
ドキュメント プロパティ
タブで 設計規格 を選択します。
-
ANSI の 全体的な設計規格 を選択します。
-
を選択し、GB に ベース溶接記号規格 を選択します。
- 各アノテート アイテムおよび寸法タイプに対し、引出線線幅((Leader Thickness))にユーザー定義サイズ((Custom Size))を選択し、0.20mmと入力します。
-
設計規格 を選択して 外部ファイル名へ保存 をクリックします。
- 必要なディレクトリを選択した後、保存(Save)をクリックして.sldstd規格ファイルを保存します。
-
OK をクリックします。
保存済みの規格ファイルをロードすることですべてのユーザーが参照できます。保存済みの規格をロードするには、
設計規格 (Drafting Standard) を選択して、
外部ファイルから読み込み (Load From External File) をクリックします。