Microsoft Windows 8.1 プリンタ ドライバを使用した 3D プリント

Microsoft Windows® 8.1 では、SOLIDWORKS ソフトウェアから 3D プリンタに直接印刷できます。

この手順では、Microsoft Windows 8.1 プリンタ ドライバを使用したプリンタでの 3D プリントについて説明します。

3D プリンタのメーカーが SOLIDWORKS 3D Print API を使用している場合、プリントを支援する 3D プリント(3D Printing)ダイアログ ボックスが開きます。

Print3D PropertyManager で印刷オプションを設定すると、Windows 8.1 で 3D プリンタとのすべての通信が処理されるようになります。 3D プリンタ ジョブを実行する前に、印刷ベッドとその中のモデルの場所をプレビューで確認し、設定を変更できます。

Windows 8.1 プリンタ ドライバ用に Print3D PropertyManager を使用するには、Windows 8.1 オペレーティング システムを実行するコンピュータを使用している必要があります。 しかし、ファイルへ保存(Save to File)機能を使用して、モデルを 3D 印刷フォーマットに保存することはできます。

Microsoft Windows 8.1 プリンタ ドライバを使用する 3D プリンタへの出力:

  1. ファイル(File) > Print3D をクリックします。
  2. プリンタ(Printer)でインストールされている Windows 8.1 プリンタ ドライバを使用する 3D プリンタのリストからプリンタを選択します。
    選択したプリンタの寸法は、プリント体積(Printer volume)に表示されます。

    プリンタの説明(Printer description)には、プリンタについての読み取り専用の説明が表示され、コピー & ペーストもできます。

  3. プリント ベッド位置(Print Bed Location)でモデルの参照平面となる平面を選択します。

    プレビューにより、プリント体積内のモデルが表示されます。 モデルがプリント体積の外に出てしまう場合は、 をクリックし方向を反転させます。

    選択された上面 方向が反転されたプリント体積
    Print3D PropertyManager を開く前に、モデル面または平面を選択した場合は、これが参照平面として表示されます。

    平面選択により、モデルの一部がプリント体積を超えてしまう場合、プリントはできません。 プリント体積外の領域はハイライトされます。 をクリックすると、メッセージ(Message)領域に警告が表示されます。

    モデルで選択された窪んだ面 参照プリント プレビュー

    上記の例では、押し出しがプリント体積を超えています。 押し出しの面を選択することで、問題を解決できます。

    モデルで選択された押し出しの面 参照平面プレビュー

    または、プリント体積を超えるフィーチャーを抑制することもできます。

    抑制された押し出し 参照平面プレビュー
  4. プリント体積内にモデルを配置するには、モデルの向き(Model orientation)でコントロールを使用します。
    プリント体積の周りでモデルを回転させるには、プリント ベッド角度(Print Bed Angle)を使用します。

    軸の方向にプリント体積を移動させるには、並進(Translation)コントロール および を使用します。

  5. スケール(Scale)で次を行います:
    1. スケール係数の入力ボックスの上にポインタを置きます。
      デフォルトのスケールは 1 で、これはソフトウェアでのモデルのサイズです。

      ソフトウェアが推奨される最大のスケール係数を計算し、その制限をユーザーに通知します。

      プリント ベッドに接している面の位置を変更すると、最大推奨スケール係数が再計算されます。
    2. 次のいずれかを実行してスケールを変更します:
      • スケール係数の値を設定します。

        新しい値がドキュメント プロパティとして保存されます。 モデルを再度プリントする際には、保存された値が使用されます(変更しないかぎり)。

      • 用紙サイズにフィット(Scale to Fit)をクリックして最大スケール係数を適用します。
      • 位置変更してフィット(Orient to Fit)用紙サイズにフィット(Scale to Fit)をクリックします。

        プリントできる最大のモデルが得られるように、モデルの位置とスケールが設定されます。

  6. オプション で次のアイテムを選択します:
    • ジョブ品質(Job Quality)
    • 充填率(Infill percentage)
    • 支柱を含む(Include supports)

      選択されているとき、プリント ベッドから突き出るモデルの部分に支柱が追加されます。

      デフォルトは、支柱を含むです。

    • ラフトを含む

      選択されているとき、プリント出力はプリント後に除去できる使い捨ての材料のラフトの上に形成されます。

      デフォルトは、ラフトを含めないです。

    ステップ 2 で選択したプリンタにより、これらのオプションの適用方法が決定されます。
  7. プリンタ プロパティ(Printer Properties)をクリックし、選択されたプリンタ固有のプロパティを表示します。
    これらのプロパティは、プリンタのメーカーにより提供されます。
  8. プレビュー(Preview)タブをクリックしてプレビュー分析を実行し、現在のプリント ジョブ設定を評価します。
  9. モデルを印刷するには、 をクリックします。