合致問題を直すためのテクニック(Techniques for Fixing Mate Problems)

以下の作業を行うことで、多くの重複定義や冗長な合致の問題を解決することができます。

参照先が不明などの他の合致エラーの対処方法については、合致エラー(Mate Errors) を参照してください。
  1. 単純な問題を識別して、自動的に修正するために MateXpert を使ってください。たとえ MateXpert が問題を直すことができないとしても、どの合致が直接問題に関係しているかについて明らかにすることにより、問題を絞り込みます。
  2. FeatureManager デザイン ツリーで、fm_whats_wrong_x.png フォルダの中に赤いエラー記号 を探してください。
    赤いエラーシンボルは、合致が構成部品を移動できない位置に移動させようとしていることを示します。他の合致や構成部品が固定されてことが原因です。
    1. 赤い合致が設計意図を反映している(この合致を保持する)場合は、赤い合致を解決するために、その構成部品の(合致表示(View Mates)を使用して検索される)他の合致を抑制してください。 この作業で、その構成部品内の注意が必要な他の合致を確認することができます。 合致表示ウィンドウ(View Mates Window) を参照してください。
    2. 矛盾する合致を抑制した後、どの自由度が利用可能であるか見るために構成部品をドラッグしてください。これにより、合致を矛盾なく追加または抑制解除できるかを確認することができます。
    3. 一時的に無関係な構成部品を抑制してください。これは対応する合致を抑制して、さらに問題を絞り込みます。
    4. 固定されるべきでない固定されている構成部品を探してください。これらの構成部品を非固定にします。
    同様に合致の吹き出しと合致エラー表示(View Mate Errors) を使用しても、合致問題の識別し解決することができます。 合致エラー表示ウィンドウ(View Mate Errors Window) を参照してください。 赤い合致の吹き出しの 強制合致 をクリックすると、他の合致を無効にして合致を強制的に解決することができます。 問題のある合致の発見するため、強制合致を繰り返し実行できます。
  3. 赤いエラーシンボルが表示されない場合は、一般に冗長な距離合致や角度合致が存在するか、固定されているべきではない構成部品が固定されています。ステップ2と同じ手順を行いますが、距離合致や角度合致、あるいは固定されている構成部品に注目してください。
  4. 論理的には作動すべきである合致が自己解決できない場合があります。
    作動するべき合致が動かない場合は、その事例を代理店または SOLIDWORKS に必ず報告してください。
    以下の操作を行ってみてください。問題が解決される場合があります:
    • あるべき場所に配置するために構成部品をドラッグしてください。
    • 影響を受ける合致を抑制、抑制解除してください。
    • 構成部品が正しい位置から遠くにある場合は、合致をいくつか抑制し、構成部品を正しい位置の近くに移動させてから、合致を抑制解除してください。
    最適な作業方法を順守することで、多くの合致エラーの数を減らすことができます。 最適な合致 を参照してください。