ピン結合

改善されたピン結合は、非線形静解析スタディと非線形動解析スタディにまで拡張されました。 3 つ以上の円筒面を通るピン結合を 1 つの定義に入れることができます。

複数の同軸円筒面(最大 10)に添付されている 1 つのピン結合を定義することができます。

ピン結合(Connector-Pin)PropertyManager で、円筒面/エッジ(Cylindrical Faces/Edges) に、ピンに添付されているすべての同軸円筒面(またはエッジ)を選択します(最大 10 個)。 選択した円筒面または円形エッジは、1 つまたは複数のボディに属することが可能です。

たとえば、以下の 2 つのモデルの場合、2 つの回転部品とヒンジ プレートの 6 つの円筒を接続する 2 つのピン(各モデルで 1 つ)を定義できます。 これで、非線形静解析スタディまたは非線形動解析スタディを実行できます。



ソルバは、ピン セグメントごとに 2 つのピン ジョイントでのピン結合力を計算します(ピン セグメントは 2 つの円筒面に添付されます)。 各ピン結合の安全率は、選択したピン結合のピン ジョイントでの最小安全率に基づいて計算されます。 ピン結合に対して定義する軸剛性および回転剛性の合計は、各ピン セグメントの次のような幾何学的特性に応じて分散されます: 断面面積、長さ、および極慣性モーメント。

たとえば、ヒンジ プレートの 4 つの円筒を接続する 1 つのピン定義の場合、ソルバは 4 つのピン ジョイントでのピン荷重を計算します。 各ピン ジョイントは、ピンに添付されている各円筒面の中心点に位置しています。



ピン結合の結果を表示する場合は、力の結果(Result Force) PropertyManager で、結合力(Connector Force)の下にあるテーブル セルをクリックして、選択したピン ジョイントの位置をハイライト表示します。 吹き出しには、選択したジョイントでのピン加重がリストされます。 ピンのローカル座標系に対するピン合力の方向も表示されます: せん断力の合力、軸力の合力、曲げモーメントの合力、およびトルクの合力。

X,Y,Z 成分をリスト表示(List X,Y,Z components)をクリックすると、グローバル座標系に対するピン合力の X、Y、Z 成分がリストされます。