スマートファスナーの概要（Smart Fasteners Overview）

標準部品を受け入れる大きさの穴、一連の穴、あるいは穴のパターンがある場合、スマートファスナーはアセンブリに自動的にファスナーを追加します。 スマート ファスナーは、ANSI インチ、メートル等の様々な標準部品を持つ、SOLIDWORKS Toolbox ライブラリを使用します。 スマート ファスナーは、SOLIDWORKS ファイルダイアログ ボックスの Toolbox - ユーザー定義設定 オプションに基づいて追加されます。 既存部品のコンフィギュレーションとして、または既存部品のコピーとして、アセンブリにファスナーを追加できます。 Toolbox の構成については、Toolbox の設定を参照してください。

様々な穴のタイプを持つアセンブリ スマートファスナーを持つアセンブリ

スマート ファスナーを使用するには、SOLIDWORKS Toolbox ライブラリを有効にします。

  1. ツール（Tools） > アドイン（Add-ins）をクリックします。
  2. SOLIDWORKS Toolbox ライブラリ（SOLIDWORKS Toolbox Library）を選択します。
  3. OK をクリックします。

スマート ファスナーのための穴

スマートファスナーは、アセンブリでサポートされる穴フィーチャーにファスナーを追加できます。 穴はアセンブリフィーチャーあるいは部品フィーチャーにすることができます。 特定の穴、パターン、面、構成部品、あるいはサポートされるすべての利用可能な穴にファスナーを加えることができます。

スマート ファスナーはフィーチャーベースです。 ファスナーは穴ウィザードの穴のパターン、単純な穴、そして円筒状のカットフィーチャーに置かれます。 スマート ファスナーは参照、インポートされたボディの穴を認識しません。 たとえば、中に円がある矩形のスケッチを、ベース フィーチャーとして押し出します。 円筒は別個のフィーチャーではないため、スマート ファスナーはボス内部をあなとして認識しません。 穴の認識の詳細については、サポートされていない穴のタイプ（Unsupported Hole Types）を参照してください。

ファスナー

穴ウィザードの穴は適合するボルトかねじを取り付けられます。他の穴のタイプには、デフォルトで任意のタイプのボルト、ねじを追加するように設定できます。ファスナーは同心円、一致合致と一緒に穴に自動的に合致されます。

ハードウェア スタック

スマートファスナーはファスナーにナットと座金を追加することができます。ナットと座金は同心円合致と共に、自動的にファスナーに合致され、締められる面に一致合致が付きます。

コンフィギュレーション

追加されたファスナーは完全にパラメータ化された部品です。各スマートファスナーはFeatureManager デザインツリーで表示され、そして個別のフィーチャーを表示するために展開することができます。穴パターンに加えられたスマートファスナーが穴パターンから参照されたファスナーパターンを使います。ファスナーはまったく同じタイプと大きさですが、異なるファスナーのコンフィギュレーションをパターンで使うことができます。例えば、いくつかのボルトを他より長くできます。

編集中（Editing）

[スマート ファスナー編集 (Edit Smart Fasteners)] コマンドでファスナーを変更することができます。スケッチ編集 (Edit Sketch) またはフィーチャー編集 (Edit Feature) を使用して Toolbox 部品の個々のパラメータを編集することは推奨されません。これらの変更は Toolbox データベースで更新されません。