冷却設定 PropertyManager

Cool 解析モジュールは、冷却設定パラメータを使用します。 Cool 解析モジュールは、金型の冷却システムを考慮しながら金型内の熱の分布を予測する熱伝導解析を実行します。 Cool 解析の温度結果は、後続の Flow および Pack 解析モジュールで使用されます。

冷却設定(Cool Settings)PropertyManager を開くには:

  • PlasticsManager でプロセス パラメータ(Process Parameters)を展開し、冷却設定(Cool Settings)をダブルクリックします。

プロセスパラメータ

樹脂温度 射出位置(1 つまたは複数)における樹脂の温度です。

射出温度(Melt Temperature)のデフォルト値は、材料データベースから取得されます(選択した材料データ シートの樹脂の材料パラメータ(Polymer-Material Parameters)タブを参照)。

このフィールドで樹脂温度(Melt Temperature)の値を変更すると、変更した値が充填設定(Fill Settings) PropertyManager の樹脂温度(Melt Temperature)フィールドにコピーされます。
環境温度(Air Temperature) 金型外部の空気の温度
最小: 冷媒温度 射出成形サイクル中の任意の時点における冷媒温度の最低許容値。
冷却剤入力境界条件は、このデフォルトの注入温度条件を上書きします。
  冷却材平均流量 金型の冷却システムからの冷却在位の平均流量。
冷却剤入力境界条件は、冷却剤の平均流量を上書きします。
  金型開閉時間

ソフトウェアはこの数量を使用して、合計サイクル タイムを次のように計算します。

合計サイクル タイム(Total Cycle Time) = 冷却時間(Cooling Time)冷却設定(Cool Settings)PropertyManager) + 金型オープン時間(Mold Open Time)

これは、次のようになります。

合計サイクル タイム(Total Cycle Time) = 充填時間(Filling Time)充填設定(Fill Settings) PropertyManager) + 圧力保持時間(Pressure Holding Time)Pack 設定(Pack Settings) PropertyManager) + 純粋冷却時間(Pure Cooling Time)Pack 設定(Pack Settings) PropertyManager) + 金型オープン時間(Mold Open Time)

リアクティブ コントロール タイプ

熱硬化性樹脂材料を選択した場合にのみ使用できます。 Plastics データベースで利用可能な熱硬化材料ファミリーの例を次に示します。 BMC、EMC、および LSR。

変換

熱硬化性材料は、金型の高温での反応性が高くなるため、化学構成が変化します。 このパラメータでは、変換の程度を制御します。 充填/保圧ステージは、反応射出変換の次の指定値に達するまで解析が続きます: (%)

Time 充填/保圧過程の時間の長さを指定します。
リアクティブ イジェクト コンバージョン: (%) 必要な変換の程度を指定します。 変換(Conversion)を選択した場合に使用できます。

コントロール パラメータの指定

これらのオプションにより、冷却(Cool)解析の終了が決定されます。

  冷却時間

Cool シミュレーション ソルバーが、金型のキャビティ内の樹脂材料の温度削減を計算するために使用する合計時間(秒)。 プログラムは、冷却時間を次のように計算します。

冷却時間(Cooling Time) = 充填時間(Filling Time)充填設定(Fill Settings) PropertyManager) + 圧力保持時間(Pressure Holding Time)Pack 設定(Pack Settings) PropertyManager) + 純粋冷却時間(Pure Cooling Time)Pack 設定(Pack Settings) PropertyManager)

他の事前プロセス設定に影響を及ぼすことなく冷却時間(Cooling Time)を変更するには、Pack 設定(Pack Settings) PropertyManager から純粋冷却時間(Pure Cooling Time)を選択し、値を入力します。

  突出可能温度(Eject Temperature) 冷却(Cool)解析は、キャビティ容積の 90% が材料の突出可能温度を下回ると終了します。
流量/冷媒温度プロファイル 冷却サイクル中、流量および冷媒温度の変化にオプションの指定ができます。 冷却剤入力境界条件はこのデータを上書きします。

このオプションは、冷却時間に基づいてコントロールを指定(Specify control based on Cooling Time)で使用できます。

  全リセット 設定をデフォルト値に戻します。

ソルバー設定(Solver Settings)

  オプション 詳細なソルバー設定にアクセスできます。 ソルバー設定のデフォルト値をそのまま使用すると、広範なケースに対して最善の結果が得られます。 ほとんどの解析では、ソルバー設定を変更する必要はありません。

冷却ソルバーの詳細設定のトピックを参照してください。