図面のフォーマット設定(Formatting the Drawing)
フォーマット設定とは、図面エンティティとプロパティを関連づけ、エンティティのカテゴリに応じて各種スタイルを使用することです。
エンティティ プロパティ
直線、円などの図面プロパティにはすべて、複数のプロパティがあります。画層、線色、線種、線幅等一部のプロパティはすべてのエンティティに共通です。
エンティティのプロパティ ではプロパティの基本について説明します。画層を使った図面の整理 では画層を使った作業について考え方を説明します。
図面エンティティの一般的プロパティには次が含まれます:
- 画層
- 線色
- 線種
- 線尺度
- 線幅
- ZPlaneと厚さ
- 透明性: エンティティの透明性によって、エンティティを非表示にできます。これは主に、ハッチングまたは塗りつぶす領域に使用されます。線画では、透明領域の背後が表示されます。透明性は、0(透明性なし)から 90% で指定できます。
画層プロパティは画層マネージャーで、エンティティのプロパティはプロパティ パレットで設定または変更できます。
エンティティのプロパティを変更する別の方法は、画層やプロパティ ツールバーを使用する方法です。画層、線色、線種、線幅を変更できます。
画層ツール では画層モードの変更や画層上のエンティティを削除するツールについて説明します。
エンティティ スタイル
特定の種類のエンティティについてはスタイルを変更することもできます:
スタイル ツールバーにはスタイルを作成、変更、管理するためのコマンドが含まれています。
その他のフォーマット設定コマンド
その他本章では次について説明します:
- 単位系:座標系、角度表示フォーマット、及び小数位数をコントロールします。
- 図面境界:グリッド表示の境界を設定、コントロールし、図面境界をチェックします。
- 名前変更:画層、ビュー、ブロック、スタイルといったユーザー定義のオブジェクト名を変更します。