使用されていない参照の破棄(Discarding Unused References)
Clean コマンドを使用すると、使用されていない参照を図面から削除できます。ブロック定義、エンティティ グループ、画層、定義された作図スタイル(たとえば線種、文字スタイル、寸法スタイルおよびリッチライン スタイルなど)、および図面ファイルの他の定義またはエンティティによって参照されていないその他の参照などを削除できます。
このコマンドは、すべての構成部品タイプまたは選択されたタイプに適用できます。
未使用の参照を破棄することで、図面ファイルのサイズを縮小できます。 このコマンドは、図面のアーカイブ化またはバックアップの前に使用すると便利です。
定義されたビューや座標系は図面の他の構成部品から参照されることがないため、Cleanコマンドでは削除できません。 定義されたビューを削除するには、Viewsコマンドを使用します。 定義された座標系を削除するには、CCSコマンドまたは CSStyleコマンドを使用します。
次の項目は破棄できません。
- レイヤー0(図面中に少なくとも 1 つのレイヤーが必要です)
- 線種の「実線」、「ByLayer」、および「ByBlock」
- 文字スタイルの「Standard」
- テーブルスタイルの「Standard」
- リッチラインスタイルの「Standard」
- 作図エンティティを含んでいるレイヤー
- 図面エンティティで参照される線種、文字スタイル、テーブルスタイル、リッチラインスタイル
- アクティブな画層、線種、文字スタイル、テーブルスタイル、リッチラインスタイル
使用されていない参照を破棄するには:
- フォーマット > クリーンアップをクリックします(または Clean と入力します)。
- ダイアログ ボックスで、未参照のエンティティを表示を選択します。
- オプションの設定:
- 依存するエンティティを削除:他のエンティティから参照されないアイテムおよび下位アイテムを削除します。
- 削除前に確認:削除するアイテムごとに、クリーンアップの確認ダイアログ ボックスが表示されます。
- 選択したアイテムを廃棄するには、削除 をクリックします。
- - または -
- 使用されていないアイテムをすべて破棄するには、すべて削除 をクリックします。
コマンド: Clean
メニュー: ファイル(File) > クリーンアップ(Clean)