普通公差ファイルのカスタマイズ

DimXpert で使用される普通公差ファイルをカスタマイズし、特定の設計基準に適合させることができます。

普通公差ファイルをカスタマイズするには:

  1. システム オプション(System Options) > ファイルの検索(File Locations) > DimXpert 普通公差ファイル(DimXpert General Tolerance File) で指定したフォルダで、Microsoft Excel を使用して general tolerances.xlsx を開きます。
    ファイルには次のセクションが含まれています。
    直線 長さ寸法の範囲と公差を指定します。
    壊れたエッジ 面取りとフィレットの寸法の範囲と公差を指定します。
    角度寸法 角度寸法の範囲と公差を指定します。
    単位 テーブルの直線と角度の値の測定単位を指定します。
  2. 単位(Units)で、テーブルの値の測定単位を設定します。
    普通公差ファイルをモデルで使用しており、そのモデルで別の単位を使用している場合、値はモデルの単位に合うように自動的に変換されます。
  3. ファイルの値をカスタマイズします。
    例:
    1. 長さ寸法の Custom1 を変更するには、直線(Linear)セクションを見つけます。


    2. Custom1 行の値を変更します。
      たとえば、6 以上 30 以下の範囲にある長さ寸法の公差を 0.2 から 0.3 に変更するには、対応する Custom1 値を 0.2 から 0.3 に変更します。

    普通公差ファイルの形式は維持する必要があります。 形式を変更すると、ファイルは有効とみなされず、代わりにデフォルト値が使用されます。 たとえば、セルを並べ替えたり、セルを空欄のままにしないでください。
  4. Microsoft Excel ファイルを保存します。
    普通公差ファイルは、その値を更新したり場所を変更したりするたびにロードする必要があります。
  5. ファイルをロードするには:
    1. ツール(Tools) > オプション(Options) > ドキュメント プロパティ(Document Properties) > DimXpert をクリックします。
    2. 普通公差(General tolerance)公差等級(Tolerance class)で、ユーザー定義の等級を選択します。
    3. ユーザー定義をロード(Load Custom)をクリックしてから OK をクリックし、選択を確定します。