SOLIDWORKS Connected でのシミュレーション

SOLIDWORKS Simulation 機能のサブセットにアクセスして、SOLIDWORKS Connected を使用したシミュレーションを実行できます。 SOLIDWORKS Connected は、部品とアセンブリの線形静解析スタディのシミュレーションのみをサポートしています。

前提条件

  • 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS Premium および 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS Simulation Designer ロールを有効にして、SOLIDWORKS Connected でシミュレーションを実行します。
  • SOLIDWORKS で 3DEXPERIENCE アドインを有効にします。
  • 3DEXPERIENCE コラボレーション スペースにアクセスできます。

シミュレーション機能

SOLIDWORKS Connected は、線形静解析スタディで使用できるすべての機能をサポートしています。 静解析スタディを実行した後、シミュレーション結果(*.cwr)ファイルをローカルまたは 3DEXPERIENCE Platform 上のコラボレーション スペースと呼ばれるストレージ領域に保存できます。

SOLIDWORKS モデルを関連する SOLIDWORKS Simulation 結果とともに 3DEXPERIENCE Platform に保存すると、SOLIDWORKS ジオメトリは物理プロダクトに変換され、シミュレーションの結果ファイルは物理プロダクトに関連する PLM データベース オブジェクトとして保存されます。 すべての物理プロダクトには、3DEXPERIENCE Platform で固有の PLM オブジェクト識別子が割り当てられます。 3DEXPERIENCE Platform 上のシミュレーション データベース オブジェクトの PLM 識別子は、関連付けられている物理プロダクトと同じです。

一般的に使用されるシミュレーション機能の相違

次の表に、一般的に使用されるシミュレーション機能に対する SOLIDWORKS と SOLIDWORKS Connected の相違をまとめます。

機能 SOLIDWORKS Connected での相違点
Simulation スタディ 部品とアセンブリの線形静解析スタディのみがサポートされています。
シミュレーション結果(*.cwr)ファイルの保存 シミュレーション結果ファイルをローカルまたは 3DEXPERIENCE Platform に保存できます。 シミュレーション結果を 3DEXPERIENCE Platform に保存するには、シミュレーション スタディ ツリーで次のいずれかを実行します。
  • トップのノードを右クリックし、結果を 3DEXPERIENCE に保存(Save Results to 3DEXPERIENCE) を選択します。
  • 結果オプション(Results Options) を右クリックして、結果を 3DEXPERIENCE に保存(Save Results to 3DEXPERIENCE)を選択します。
  • 静解析 - オプション(Static - Options)ダイアログ ボックスで、結果を 3DEXPERIENCE に保存(Save Results to 3DEXPERIENCE)を選択します。
  • シミュレーションを実行した後、結果(Results)を右クリックし、結果を 3DEXPERIENCE に保存(Save Results to 3DEXPERIENCE) を選択します。
  • 新しいスタディで、デフォルトオプション(Default Options) > ソルバと結果(Solver and Results) > 結果を保存(Save Results) > 3DEXPERIENCE を選択します。
シミュレーション結果は、関連付けられた SOLIDWORKS モデルとともに 3DEXPERIENCE Platform に保存されます。

シミュレーション結果を 3DEXPERIENCE Platform に保存することを選択した場合、 アイコンが上部のシミュレーション スタディ ノードとシミュレーション スタディ タブに表示されます。

SOLIDWORKS のモデルを開く 3DEXPERIENCE タスク パネルの一番上の検索ボックスを使用して、3DEXPERIENCE Platform に保存した SOLIDWORKS モデルを検索し、SOLIDWORKS に直接ロードできます。 3DEXPERIENCE Platform で SOLIDWORKS モデルを使用してシミュレーション結果も保存した場合、関連シミュレーション スタディを有効にすると、結果が使用可能になります。

新機能

次の表に、SOLIDWORKS Connected でのみ使用できる機能の概要を示します。

SOLIDWORKS Connected の機能 説明
3DEXPERIENCE PLM Services

3DEXPERIENCE タスク パネルでは、SOLIDWORKS の部品、アセンブリ、および SOLIDWORKS Simulation の結果を 3DEXPERIENCE Platform に保存して管理できます。

ファイルに対するプロダクト ライフサイクル管理(PLM)アクション 3DEXPERIENCE タスク パネルの MySession ウィジェットを使用し、3DEXPERIENCE Platform のファイルに対して PLM アクションを実行できます。 MySession の基本的なプロダクト ライフサイクル アクションも参照してください。
3DEXPERIENCE Platform でのデータベース オブジェクトの検索 3DEXPERIENCE タスク パネルの上部の検索ボックスを使用して、コラボレーション スペースに保存したコンテンツを検索できます。 開く(Open)ツールを使用することもできます。
また、3DEXPERIENCE Platform で Relational Explorer を使用して、シミュレーション結果を含むデータベース オブジェクトと SOLIDWORKS モデル間の関係をグラフィック表示することもできます。