十分なエンティティなしでの座標系の作成

座標系を定義するのに十分なエンティティの存在しない位置に、座標系を配置することも可能です。この場合、必要なエンティティのある部品上またはアセンブリ上のどこかに座標系を定義することができます。続いて、新しい原点を希望の位置まで移動させます。新規の場所には、最低一つの点、または頂点が含まれている必要があります。

座標系を別の位置に移動するには:

  1. 参照ジオメトリ ツールバーの 座標系 をクリックするか、挿入 > 参照ジオメトリ > 座標系 をクリックします。
  2. 各軸の角度や方向をコントロールするために必要なエンティティを提供する部品またはアセンブリが配置されているところに、座標系を定義します。
  3. 座標系(Coordinate System) PropertyManager の位置(Position)で、原点(Origin)に対して、原点を移動する点または頂点を選択します。
  4. をクリックします。
    選択した位置に、新しい原点が移動します。
    座標系を作成する際にはその座標系の特徴を示す名称をつけると便利です。FeatureManager デザイン ツリーで座標系の名前を間隔を置いて二度クリックし、新しい名前を入力してください。
    名前を付けて保存(Save As)ダイアログ ボックスで、ファイルと共に保存する座標系を選択できます。ダイアログ ボックスの出力座標系(Output Coordinate System)で、保存する座標系を指定します。ファイルを開くと、その新しい座標系が原点になります。

    この機能は、部品またはアセンブリには適用されません。これは、次のファイル タイプに適用されます。
    • 3D Manufacturing Format (*.3mf)
    • ACIS (*.sat)
    • Additive Manufacturing File (*.amf)
    • IFC 2x3 (*.ifc)
    • IFC 4 (*.ifc)
    • IGES (*.igs)
    • Parasolid (*.x_t;*.x_b)
    • STEP AP203 (*.step;*.stp)
    • STEP AP214 (*.step;*.stp)
    • STL (*.stl)
    • VDAFS (*.vda)
    • VRML (*.wrl)