構成部品の名称の変更

構成部品のファイル名を FeatureManager デザイン ツリーから直接変更できます。 ファイル名を変更せずに、別の構成部品名を指定できます。

代替の構成部品名を使用する

構成部品プロパティで、構成部品のファイル名を変更せずに、FeatureManager デザイン ツリーに表示する代替の構成部品名を指定できます。

デフォルトでは、SOLIDWORKS は、FeatureManager デザイン ツリー内のファイル名によって構成部品を識別します。 代替名の使用は、会社で説明的ではない部品番号を使用している場合に有効です。 たとえば、部品番号 P112728-101 のフランジをアセンブリが使用している場合、FeatureManager デザイン ツリーに表示する代替名として flange を指定できます。

構成部品ファイルを置き換える場合に代替名が保持されるように、作業を開始する前に、次の処理を実行しておく必要があります。
  1. ツール(Tools) > オプション(Options)をクリックして外部参照(External References)をクリックします。
  2. ドキュメントを置き換える際に構成部品名も更新(Update component names when documents are replaced)を選択解除します。
    このオプションは、3DEXPERIENCE アドインでは使用できません。

代替の構成部品名を指定するには:

  1. アセンブリ ドキュメントで、構成部品を選択し、構成部品プロパティ(Component Properties) (状況依存ツールバー)を選択します。
  2. ダイアログ ボックスで構成部品名(Component Name)に名前を入力します。
  3. OK をクリックします。
    FeatureManager デザイン ツリーで、構成部品に名前が表示されます。 構成部品のファイル名は変更されません。

FeatureManager デザイン ツリーから構成部品のファイル名を変更する

FeatureManager デザイン ツリーから構成部品のファイル名を直接変更できます。

開いていないドキュメントの、名前が変更されたファイルへの参照を同時に更新できます。

多くの構成部品のファイル名を変更する場合は、Pack and Go を利用することをお勧めします。 Pack and Go の概要(Pack and Go Overview) を参照してください。

はじめに:

名前を変更できるようにするには、 ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > FeatureManager > FeatureManager ツリーから構成部品の名前変更を有効化(Allow component files to be renamed from FeatureManager tree) をクリックします。
このオプションは、3DEXPERIENCE アドインでは使用できません。

構成部品のファイル名を変更するには:

  1. アセンブリの FeatureManager デザイン ツリーで、ファイル名を変更する構成部品に対して次のいずれかを実行します:
    • 構成部品をゆっくりと 2 回クリックします。
    • 構成部品を右クリックし、アセンブリの名前変更(Rename Assembly)または部品の名前変更(Rename Part)をクリックします。
    • 構成部品を選択し、F2 キーを押します。
  2. 新しい名前を入力し、Enter キーを押します。
  3. ダイアログ ボックスで、ドキュメントの一時的な名前変更(Temporarily rename document)を選択し、再構築するようにメッセージが表示された場合ははい(Yes)をクリックします。
    構成部品のファイル名は SOLIDWORKS ソフトウェアでは変更されますが、Windows ファイル システムでは変更されません。 名前が変更されたファイルを参照する、開いているすべてのドキュメントが、SOLIDWORKS ソフトウェアで更新され、新しいファイル名を参照し ます。
  4. アセンブリを保存します。
    ドキュメントの名前変更(Rename Documents)ダイアログ ボックスに、次のアイテムの警告が表示されます。
    • SOLIDWORKS で一時的に名前が変更されたファイルは、Windows ファイル システムでは名前が永続的に変更されます。
    • 名前が変更されたファイルを参照する、他の開いているドキュメントは、Windows ファイル システムで更新されます。
    • 使用先の更新(Update where used references)を選択せず、更新するドキュメントを指定しない場合、名前が変更されたファイルを参照する、閉じているドキュメントでは、参照が壊れます。
  5. オプション: 開いていないドキュメントの参照が壊れないようにするには:
    1. 使用先の更新(Update where used references)を選択します。
      ダイアログ ボックスが展開されます。
    2. 更新するドキュメントを検索するフォルダを指定します。
      オプション 説明
      ファイルの場所(File locations) 検索するフォルダをリスト表示します。 フォルダ追加(Add Folder)をクリックして、検索に追加するフォルダに移動します。 リストからフォルダを除去するには、フォルダを選択して削除(Remove)をクリックします。
      ファイルの場所を含む - 参照ドキュメント フォルダ ツール(Tools) > オプション(Options) > ファイルの検索(File Locations)で、参照ドキュメント(Referenced Documents)にリストされたフォルダを検索するために指定します。
    3. 検索(Search)をクリックします。
      検索結果は使用先の更新(Update where used references)にリストされます。 デフォルトではすべてのアイテムが選択されます。
    4. 更新しないアイテムの選択を解除します。
        State) 説明
      選択 アイテムは更新され、新しいファイル名を参照します。
      解除 アイテムは、従来のファイル名を参照します。
  6. OK をクリックします。
    構成部品のファイル名が永続的に変更されます。