制御バルブ(Control Valve)PropertyManager

空気圧または油圧で作動するバルブ ゲート システムをホット ランナーと組み合わせて使用すると、ゲートを開閉し、射出成形品の充填と保圧を制御することができます。

バルブ ゲート システムには次のような利点があります: 物理的外観の改善、残留応力の低減、ウェルド ラインの除去、サイクル タイムの短縮、ファミリー モールドでの流れのバランス調整、薄肉成形における非常に迅速な充填の促進。 制御バルブを追加すると、金型設計でバルブ ゲート システムの位置と開閉メカニズムを定義できます。

制御バルブ(Control Valve)PropertyManager を開くには:

  • PlasticsManager で境界条件(Boundary Conditions)を右クリックし、制御バルブ(Control Valve) をクリックします。
面または参照平面を使用してゲート位置を定義するか、選択したサーフェスの交差によって定義される平面を使用できます。

バルブ

  制御弁の位置を手動で選択(Manually select the control valve locations) 選択した面または参照平面に制御バルブを追加します。
  交差するサーフェスを自動で検索(Automatically find intersecting surfaces) 交差するサーフェスを検索して制御バルブを追加します。
接触している 2 つのボディを選択します。 これらのボディを、ソリッド メッシュ処理の異なる領域タイプに割り当てます。

参照タイプ(Reference Type)

制御バルブの位置を手動で選択する場合に使用できます。
選択した面に制御バルブを追加します。
プレーン 選択した参照平面に制御バルブを追加します。
交差するサーフェスを自動で検索(Automatically find intersecting surfaces)を選択した場合に使用できます。
  構成部品 互いに交差する 2 つのボディを選択します。
  交差するサーフェスを検索(Find intersecting surfaces) ツールで検出されて結果(Results)にリストされている交差するサーフェスに制御バルブを追加します。

バルブ開口範囲(Valve Open Range)

制御バルブを開閉するときを定義するオプションです。
  体積率(%)(Volume Ratio (%)) 充填されたキャビティ容積のパーセンテージに基づいて、制御バルブの開閉を制御します。
  ランナー ボリュームを除外(シェル解析処理のみ)(Exclude Runner Volume (Shell Analysis Procedure Only)) ランナー ボリュームを計算から除外します。

シェル解析処理でのみ使用できます。

  時間比(%)(Time Ratio (%)) 充填開始以降の経過時間に基づいて、制御バルブの開閉を制御します。
  自動(Automatic) - ソリッド解析処理のみ

溶融ポリマーのフロントがバルブ位置を通過したときに、制御バルブを自動的に開きます。 結果ログでは、制御バルブが自動的に開いた時刻がレポートされます。 開いた後は、自動(Automatic)オプションが指定された制御バルブは、残りの充填のために開いたままになります。

ソリッド解析処理に使用できます。