BIM Navigator の使用
.ifc および .rvt ファイルなどの BIM ファイルをプロジェクトにインポートし、さまざまなツールを使用して変更することができます。
BIM Navigator パレットには、BIM ファイルのインポートに必要なすべてのツールがグループ化され、グラフィックス領域で BIM エンティティの表示を制御できます。
次を適用することができます。
- .ifc および .rvt ファイルなどの BIM ファイルをインポートします。
- ファイルへのアクセスを制御します。BIM ファイルをロック解除すると、ファイル コンテンツがグラフィックス領域に表示されます。
- エンティティの表示/非表示を制御します。現在の図面にインポートした BIM ファイルのエンティティおよびエンティティのカテゴリを表示または非表示にできます。
BIM Navigator パレットにアクセスするには:
- 次のいずれかを実行します。
- リボンで、BIM > パレット(Palettes) > ナビゲーター(Navigator)をクリックします。
- メニューで、BIM > ナビゲーター(Navigator)をクリックします。
- 「BIMNavigator」と入力します。
BIM Navigator パレット
BIM Navigator パレットには、BIM ファイル コンテンツを操作するために必要なツールがグループ化されています。
現在の図面で BIM ファイルを表示し、それらの使用を開始するには、ファイルをインポートする必要があります。ファイルをインポートすると、パレットに以下のセクションが表示されます。
- BIM ファイル(BIM Files)。現在の図面にインポートした BIM ファイルのリストと、指定したファイルに関する情報を表示します。ファイルをロック解除すると、そのコンテンツはグラフィックス領域に表示され、エンティティはエンティティ(Entities)セクションにリストされます。
- フィルタ(Filters)。フィルタ ツールを表示します。
- Entities(エンティティ):インポートした各 BIM ファイルのコンテンツを、カテゴリとタイプに従ってグループ化してツリー ビューに表示します。ツリー ビューでは、BIM ファイル エンティティを参照できます。ツリー ビューでエンティティまたはエンティティのカテゴリをクリックすると、グラフィックス領域でそのエンティティが選択されます。
- 図面(Drawings)。BIM モデルから作成された図面を、そのタイプに従ってグループ化して表示します。
BIM ファイル カテゴリ
図面にインポートしたすべてのファイルを表示します。
ファイル プロパティ リスト
図面にインポートしたすべての BIM ファイルを表示します。次のファイル タイプがリストされます:
ファイルを右クリックすると、次のオプションが表示されます。
- 削除(Delete)。BIM ファイルをリストから削除します。
- ロード解除(Unload)。BIM ファイルをロード解除します
- 再読み込み先(Reload from)。BIM ファイルへのパスをリセットします。
インポートされたファイル プロパティには以下が含まれます:
- モデル名(Model Name): ファイル名を表示します。
- 表示設定(表示または非表示)(Visibility (Show or Hide)): グラフィックス領域で、特定のファイルのみを表示することができます。ボタン記号は、グラフィックス領域で図面エンティティが表示されるか非表示にされるかを示します。各ファイルを個別にオン/オフすることができます。
表示
非表示
- ロックまたはロック解除(Locked or Unlocked): ファイルを保護し、そのモデルのエンティティを変更できないようにすることができます。ロック状態にすることで、意図しない変更を防ぐことができます。ファイルが保護されると、そのモデルのエンティティを変更、追加、削除することができなくなります。そのモデルのエンティティで作業したい場合は、ステータスをロック解除に変更します。
ロック
ロック解除
一般情報
ファイル タイプやサイズなど、リストで選択した BIM ファイルに関する情報を表示します。
分野
分野に従ってエンティティの表示を制御できます。すべて(All)をクリックするとすべての分野が選択され、すべてクリア(Clear All)をクリックすると選択がキャンセルされます。
分野のセットは、モデルによって異なります。
フィルタ カテゴリ
フィルタ(Filter)ドロップダウン リスト
使用可能なすべてのフィルタのリストを表示します。既存のフィルタの名前を変更したり、使用しないフィルタを削除したりできます。

次のオプションを含むメニューを表示します。
- 名前変更(Rename): 指定したフィルタの名前を変更します。
- 削除(Delete)。指定したフィルタを削除します。

データ抽出(Data Extraction)ウィザードを表示します。
注記: データ抽出(Data Extraction)ウィザードを開始する前に図面を保存してください。
BIM エンティティ
フィルタ条件を定義するためのツールがグループ化されます。
条件
選択条件を指定できます。
選択条件として指定できるプロパティ:GUID、名前、説明、事前定義タイプ、タグ、エンティティ タイプ。
条件リストに条件を追加します。
リストから条件を削除します。
関係演算子
演算子 |
説明: |
例 |
== |
等しい値(Equal) |
半径=2.54 のすべての円形 |
!= |
等しくない |
半径 2.54 以外のすべての円形 |
グループ化条件
グループ化する条件となる追加パラメータを定義します。必要な数のパラメータを追加します。複数のパラメータを追加する場合、BIM エンティティはすべてを満たす必要があります。
条件リストに条件を追加します。
条件リストから条件を削除します。
グループ化条件として適用できるプロパティ: タイプ、フロア、スペース、カテゴリ。
ソート
BIM エンティティをソートする際に従う条件を指定します。さらに、昇順または降順を指定することもできます。
ソート条件として適用できるプロパティ: 名前、説明、事前定義タイプ、タグ、エンティティ タイプ。
破棄
変更を保存せずにフィルタ編集を終了できます。
最後に保存した時からフィルタが変更されている場合、変更を保存するか尋ねるメッセージが表示されます。変更を保存するにははい(Yes)を、破棄するにはいいえ(No)をクリックします。
名前を付けて保存
新しいフィルタに変更を保存します。
保存
アクティブなフィルタに変更を保存します。
エンティティ カテゴリ
インポートした各 BIM ファイルのエンティティを、カテゴリとタイプに従ってグループ化してツリー ビューに表示します。
ツールバー
BIM Navigator パレットの上部にあるツールバーの、ナビゲーションおよび選択オプションのボタンを使用します。
- フィルタ(Filter)ドロップダウン リスト:
- すべてのエンティティを非表示/表示(Hide/Show all entities)
: インポートしたすべての BIM ファイル内のすべてのエンティティを表示または非表示にします。
- すべてのエンティティを展開/折りたたむ(Expand/Collapse all entities)
: インポートしたすべての BIM ファイル内のすべてのカテゴリを展開します。
ツリー ビュー(R)
インポートした各 BIM ファイルのエンティティを、カテゴリとタイプに従ってグループ化してツリー ビューに表示します。
BIM ファイルの前にある記号(
)は、カテゴリ リストを展開します。
BIM ファイルの前にある記号(
)は、カテゴリ リストを折りたたみます。
表示設定(表示または非表示)(Visibility (Show or Hide)): グラフィックス領域で、特定のエンティティまたは特定のカテゴリのみを表示することができます。ボタン記号は、グラフィックス領域で BIM エンティティが表示されるか非表示にされるかを示します。各エンティティを個別にオン/オフすることができます。
表示
非表示
図面カテゴリ
BIM モデルに基づいて作成した図面とその図面を配置したシートを表示します。
ツールバー
ボタン
|
機能 |
シートに配置(Place on Sheet) |
指定した図面をシートに配置します |
すべてリフレッシュ(Refresh All) |
すべての図面を更新します |
リフレッシュ(Refresh) |
グラフィックス領域に表示されている図面を更新します |
図面とシート リスト
BIM モデルから作成したすべての図面をツリー ビューで表示し、タイプに応じてグループ化します。図面をシートに配置すると、対応するシートはシート(Sheet)ブランチの下に追加されます。
ツリー ビューには、次の図面タイプがリストされます。
ツリー ビューでは、図面とシートを参照できます。ツリー ビューで図面をダブルクリックすると、グラフィックス領域に図面が表示されます。
図面カテゴリの前にある記号(
)では、図面リストを展開します。
図面カテゴリの前にある記号(
)では、図面リストを折りたたみます。
図面名を右クリックすると、次のオプションが表示されます。
ボタン
|
機能 |
シートに配置 |
現在選択されている図面をシートに配置します |
フィルタを編集 |
フィルタ リスト(Filter List)ダイアログ ボックスが表示され、図面に適用されるフィルタを編集することができます |
リフレッシュ(R) |
現在の図面を更新します |
名前変更 |
現在の図面の名前を変更します |
開く/閉じる |
選択した図面を開く、または閉じます |
クリッピング ボックスを表示/非表示 |
現在の図面のクリッピング ボックスを表示または非表示にします |
寸法テキストを表示/非表示 |
現在の図面の寸法テキストを表示または非表示にします。 |
図面を分割 |
現在の図面をタイル ビューに分割します |
すべてのタイル ビューを除去 |
すべてのタイル ビューを除去します |
削除 |
指定した図面を削除します。 |
開いている図面の名前を右クリックすると、次のオプションが表示されます:
ボタン
|
機能 |
図面を分割 |
現在の図面をタイル ビューに分割します |
すべてのタイル ビューを削除 |
すべてのタイル ビューを削除します |
選択設定
コールアウト記号およびクリッピング ボックスの表示を制御できます。
コマンド: BIMNavigator
メニュー: BIM > ナビゲーター(Navigator)
リボン: BIM > パレット(Palettes) > ナビゲーター(Navigator)