旋削ツールパスのストックのバー ブレーク面取り

OD に生成された旋削ツールパスにバー ブレーク動作を追加し、ガイド ブッシュを損傷する恐れのあるバリを防ぐことができます。

旋削ツールパス機械加工プロセス中に、円筒形ストックのエッジを機械加工すると、バリ(不要な鋭角エッジ)が工具インサートの近くに形成されることがあります。ストック材料がスライドしてガイド ブッシュを通ると、バリによって損傷される可能性があります。バリの形成を排除するには、次のタイプの旋削ツールパスにバー ブレーク動作のオプションを指定できます。
  • 旋削荒加工
  • 旋削仕上げ
  • 溝荒加工(OD フィーチャーのみ)
  • 溝仕上げ(OD フィーチャーのみ)
  • 面荒加工
  • 面仕上げ

カット パスにバー ブレーク動作を追加すると、ストック エッジのバリが確実に排除されます。また、機械加工プロセス中にストックがガイド ブッシュに入出するときのガイド ブッシュの損傷が防止されます。

SOLIDWORKS CAM では、最大ストック直径と交差するパスにバー ブレーク動作を追加します。これらの動作が、必要に応じて通常のカット動作に付加されます。

最初のカット パスと最後のカット パスでバー ブレーク面取りを行う旋削荒加工ツールパス

カット パスごとにバー ブレーク面取りを行う面荒加工ツールパス

溝荒加工および溝仕上げのツールパスの場合、SOLIDWORKS CAM は溝スタイルに基づいてバー ブレーク動作を追加します。バー ブレーク動作の追加時には、溝のカット パターンが考慮されます。溝のスタイルに応じて、バー ブレーク動作は 1 つまたは複数になります。

ジグ溝スタイルの溝荒加工ツールパス

ジグザグ溝スタイルの溝荒加工ツールパス

次の溝荒加工ツールパスには通常の溝スタイルがありますが、溝のペックのタイプはありません。

順序: S123

最後のカット パスの前にバー ブレーク動作を追加

順序: S321

最初のカット パスの前にバー ブレーク動作を追加

順序: S213

最初と最後のカット パスの前にバー ブレーク動作を追加

順序: S231

最後のカット パスの前にバー ブレーク動作を追加