データをXMLファイルにエクスポートするルールを設定するには、エクスポート ルール(Export Rule)ダイアログ ボックスを使用します。
エクスポート ルールは、トランジションを通過するファイルまたはBOMに対して
XMLへデータをエクスポート(Export data to XML)トランジションアクションがトリガされたときに実行されます。
- CAD BOMデータとマスターBOMデータのエクスポートは、このBOMを含む親ファイルがトランジションを通過したときにトリガされます。
- アイテム BOM データのエクスポートは、親アイテムがトランジションを通過したときにトリガされます。
- カスタムBOMのデータ エクスポートは、このカスタムBOMがトランジションを通過した場合にのみトリガされ、カスタムBOMの派生元が通過した場合にはトリガされません。
このダイアログボックスを表示するには:
を展開し、エクスポート ルール (Export Rules) を右クリックして 新しいエクスポート ルール (New Export Rule) を選択します。
ルール名(Rule name)
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XMLファイルをフォルダへ出力(Output XML-files to folder)
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エクスポート先となるフォルダの名前。 参照 (Browse) をクリックしてフォルダに移動し、OK をクリックします。
このフォルダは、データベース サーバー サービスを実行しているコンピュータからアクセス可能になっている必要があります。 出力フォルダがネットワーク上の場所にある場合は、UNCパス(\\computer\disk\folders)を使用します。
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XMLファイル名の出力(Output XML-file name)
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エクスポート ファイルの名前。 >をクリックすると、使用可能なパス名コンポーネントと変数コンポーネントを組み合わせることができます。 たとえば、
File_name_Year (2)_Counter-02
によって、ASM_09_38.xmlのような名前のファイルを生成できます。 システムでは必要に応じてカウンタ(001、002、以下同様)をファイル名に追加して、ユニークなファイル名を生成します。
.xml拡張子をファイル名コンポーネントに含めないでください。 システムによって、エクスポートされたファイルに拡張子が追加されます。
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エクスポートするデータのタイプ(Type of data to export)
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エクスポートするBOMのタイプ:
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CAD BOM(CAD BOM)。 CAD BOMを含む図面またはアセンブリ ファイルに対して、XMLファイルを生成します。 XMLデータに含めるまたはXMLデータから除外する変数、コンフィギュレーション、参照は、エクスポート ルールではなくBOMのレイアウトにより決定されます。
エクスポートトランジションアクションでは、ファイルを実行(Run for files)オプションを使用する必要があります。
- マスターBOM(Computed BOM)。 マスターBOMからデータをエクスポートします。 BOMが定義されていれば、すべてのファイルについてXMLファイルが生成されます。
エクスポートトランジションアクションでは、ファイルを実行(Run for files)オプションを使用する必要があります。
アイテム BOM をエクスポートするには、マスターBOM(Computed BOM)を選択し、 次へBOMをエクスポート(Bill of materials to export)からアイテム BOM テンプレートを選択します。 エクスポートトランジションアクションでは、アイテムを実行(Run for items)オプションを使用する必要があります。
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カスタムBOM(Named BOM)。 保存されたカスタムBOMからデータをエクスポートします。 XMLデータに含めるまたはXMLデータから除外する変数、コンフィギュレーション、参照は、エクスポート ルールではなくカスタムBOMのレイアウトにより決定されます。
エクスポートトランジションアクションでは、カスタムBOMを実行(Run for named bill of materials)オプションを使用する必要があります。
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テーブルフォーマットへ部品表をエクスポート(Export bill of materials in table format)
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XMLデータを、BOMの列および行とマッチする2次元テーブル構造でエクスポートします。
クリアすると、データはアセンブリの構造に従って階層的にフォーマットされます。 エクスポートには、contains情報が含まれる必要があります。
CAD BOMとカスタムBOMは、常にテーブルとしてフォーマットされます。
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アクティブ化されたBOMだけをエクスポート(Only export activated BOMs)
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CAD BOMまたはマスターBOMがファイルのBOMビューアでアクティブ化(activated)としてマークされている場合のみ、エクスポート ルールをトリガします。 このオプションは、アイテム BOM には適用されません。
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変数(Variables)
マスターBOM/アイテムBOMについて、エクスポートする変数の種類を指定するには、このタブを使用します。 このタブはCAD BOMとカスタムBOMでは使用できません。
次へBOMをエクスポート(Bill of materials to export)
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マスターBOM/アイテムBOMをエクスポートするときに使用するBOMの列定義。 このBOMは、アクティブにしたり、トランジションを実行中のユーザーに見えるようにしたりする必要はありません。
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ファイルを識別するために使われる変数(Variable used to identify a file)
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エクスポート後のXMLデータで各ファイルを識別する変数値。 データ カード変数が選択され、値がある場合、その値を持つidがXMLデータに含まれます。 idattributeとidcfgnameはそれぞれ、値の取得元の変数名とコンフィギュレーションを表示します。
たとえば、ファイル データ カードに一意の部品番号が割り当てられていて、エクスポートされたXMLデータを処理するアプリケーションがファイル名の代わりに部品番号によってファイルを識別する場合に、このオプションを使用してください。
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XMLファイルで使用されるエイリアス(Alias set to use in XML-file)
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このエクスポート ルールが実行されたときに使用されるエイリアス。 生成されたXMLファイルでは、データ カード変数の代わりにエイリアス設定で定義されたエイリアス(別名)を使用します。
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コンフィギュレーション(Configurations)
マスターBOMについて、エクスポートするコンフィギュレーション情報を指定するには、このタブを使用します。 この設定は、アイテム BOM には適用されません。 このタブはCAD BOMとカスタムBOMでは使用できません。
すべてのコンフィギュレーションをエクスポート(Export all configurations)
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エクスポート ルールをトリガしたファイルのすべてのコンフィギュレーションをエクスポートします。 SOLIDWORKS 図面では、すべてのシートがエクスポートされます。
ファイル参照が含まれている場合、各コンフィギュレーションのcontains情報がエクスポートされ、コンフィギュレーション エントリ別にグループ化されます。 SOLIDWORKS ファイルの @ コンフィギュレーションは、以下の名前でコンフィギュレーションをエクスポート (Export configurations with the following name) オプションで指定されていない限りエクスポートされません。
コンフィギュレーションをサポートしないファイルの場合、通常のデータ カード情報がエクスポートされます。
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アクティブ コンフィギュレーションをエクスポート(Export active configurations)
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エクスポート ルールをトリガしたファイルの、アクティブな(最後に保存された)コンフィギュレーションをエクスポートします。 SOLIDWORKS 図面では、アクティブなシートがエクスポートされます。
コンフィギュレーションをサポートしないファイルの場合、通常のデータ カード情報がエクスポートされます。
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以下の名前でコンフィギュレーションをエクスポート(Export configurations with the following name)
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指定した名前にマッチするコンフィギュレーションをエクスポートします。 アステリスク(*)をワイルドカード文字として使用します。 複数のカスタム コンフィギュレーションをエクスポートする場合は、複数のエクスポート ルールとエクスポート アクションを作成します。
コンフィギュレーションをサポートしていないファイルは無視されます。
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ファイル参照(File References)
マスターBOM/アイテムBOMについて、エクスポートする参照情報を指定するには、このタブを使用します。 このタブはCAD BOMとカスタムBOMでは使用できません。
選択ファイルを出力(Output selected file)
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エクスポート ルールをトリガしたファイル/アイテムについての情報を、エクスポート ファイルに含めます。 このオプションは、BOMビューアでマスターBOMを表示するときに選択アイテムを表示(show selected)オプションを使用するのと同じです。
たとえば、このオプションを有効にして図面BOMをエクスポートすると、エクスポートには図面についての情報が、アセンブリや部品参照の情報とともに含まれます。
参照のないファイル/アイテムの場合、エクスポート ファイルが作成されるようにするにはこのオプションを必ず有効にする必要があります。 すべてのコンフィギュレーションをエクスポート(Export all configurations)が有効になっている場合、このオプションはクリアできません。
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使用先情報(親参照)を出力(Output "where used" information (parent references))
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エクスポートされたデータのそれぞれのファイル/アイテム エントリがどの親に属するかの情報を含めます。
テーブル形式でエクスポートする場合、このオプションは無視されます。
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参照先情報(子参照)を出力(Output "contains" information (child references))
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エクスポート ルールをトリガしたファイル/アイテムについてのBOM参照情報を含めます。
たとえば、あるアセンブリがエクスポート ルールをトリガすると、エクスポート ファイルにはそのアセンブリが参照するすべてのサブアセンブリと部品が、エクスポートに含まれる各コンフィギュレーションによって参照されているとおりに含まれます。
コンフィギュレーションをサポートしていないファイルの場合、すべての参照が含まれます。 ユーザー定義の参照は、作成時にBOMに表示としてマークされている場合に含まれます。
テーブル形式でエクスポートする場合、このオプションは無視されます。
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トップレベルのみ(Top level only)
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第1レベルのBOM参照のみ含めます。
BOMビューアを使用した場合と同等です。
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数量を含む(Include quantity)
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BOMの数量をエクスポート ファイルに含めます。 BOMの列定義に数量の列が定義されている必要はありません。
テーブル形式でエクスポートする場合、このオプションは無視されます。
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指定バージョン(Versions as built)
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エクスポート ルールをトリガしたファイルについて、構築時のBOM参照情報、つまりエクスポートをトリガしたファイル/アイテムのバージョンにアタッチされている参照ファイルのバージョンを含めます。
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最新バージョン(Latest version of parts)
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構築時のバージョンにかかわらず、エクスポート ルールをトリガしたファイル/アイテムによって参照されているBOM参照の最新バージョンを含めます。
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