検索カードは、SOLIDWORKS Enterprise PDM Search ツールを使ってボルトに保存されたファイル/アイテムやデータを検索する際の検索条件を入力する方法を提供します。 Windows Explorer ダイアログ ボックス内で検索にアクセスするときは、ファイルおよびフォルダの結果を返す検索カードも使用できます。
検索カードのレイアウトは完全にカスタマイズ可能であり、タブや様々なフィールドを含む複雑な検索カードを作成することも、フィールドが1つだけのシンプルなカードを作成することもできます。
カード エディタから検索カードを開くと、カード プロパティ パネルがカードについての情報を表示します。コントロールがカード上で選択されている場合、カードの背景の部分をクリックするとカード プロパティが再び表示されます。
カード名(Card name)
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検索カードの表示名を入力します。
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カード タイプ(Card type)
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検索カード(Search Card)を選択します。
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サイズ変更可能(Resizable)
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有効な場合、ユーザーがダイアログボックスをサイズ変更すると、検索ダイアログボックスの幅が調整されます。
無効な場合、ユーザーが検索ダイアログボックスをサイズ変更しても、カードは固定サイズのままです。
コントロールでコントロールをつけるオプションを使用する場合に、コントロールがカードの反対側(上部/下部または左側/右側)に付けられると、検索カードのサイズ変更に合わせてコントロールが変更されます。
データカード コントロールの位置合わせを参照してください。
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結果タイプ
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検索カードが返す結果に何を表示するかを選択します:
- ファイルとフォルダ(Files and folders)
- アイテムとアイテムフォルダ(Items and item folders)
- ユーザー(Users)
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結果列セット(Result column set)
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このフォームを使用した検索結果で特定の列設定を使用する場合に選択します。 検索カードへの列セットの追加を参照してください。
リストから既存の検索列を選択するか、<新規列セット>を選択して、新しい結果列を作成します。
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フォームを使うかもしれないユーザー(Users who may use the form)
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選択されたユーザーがこのカードにアクセスできます。
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フォームを使うかもしれないグループ(Groups that may use the form)
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選択されたグループのユーザーがこのカードにアクセスできます。
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デフォルト値(Default Values)
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検索カードで使用する変数の事前設定値を指定するデフォルト値(Default Values)ダイアログボックスを表示します。
フォルダの検索(Default Values) 等の一部の検索変数はオン (1) またはオフ (0) のどちらかです。
検索カードが開かれると、デフォルト値が自動的に設定されます。
検索カード上のチェックボックスは、検索ツールからカードを開くと常に選択された状態になります。 デフォルトで選択解除にするには、デフォルト値として0を選択します。
デフォルト変数を削除するには、選択して 削除(Remove)を選択します。
デフォルトとして設定する変数は、実際の検索カード上に存在しなくてもかまいません。 たとえば、 フォルダの検索 検索変数を 0 (オフ)にしておき、カード上にチェックボックスを配置しないことも可能です。
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検索カード変数
検索カード上にユーザーが検索するためのコントロール フィールドを追加する際には、それを変数にリンクします。たとえば、Customer name変数を使用するすべてのファイルとフォルダ データカードを検索する場合、カードに編集コントロールを追加し、それをCustomer name変数にリンクします。
通常のカード変数に加えて、カードタイプが検索カード(Search Card)に設定されている場合には、特定の条件でボルト データベース内を検索するために用意されている変数リストから検索変数(Search variables)を選択することができます。 検索変数は
で表されています。 たとえば、検索変数 名前 (Name)は、ボルトに追加されたすべてのファイルのファイル名を検索します。
チェックボックス コントロールでは、チェックインされたファイル(Checked In Files)などの一部の検索変数を使う必要があります。これらは検索結果に何を返すべきかをコントロールします。(選択されたチェックボックスはアクティブに、クリアされたチェックボックスは非アクティブになります)。たとえば、チェックボックスが検索変数フォルダの検索(Find Folders)にリンクされている場合、このチェックボックスが選択されていれば、検索にフォルダが含められます。クリアされている場合、ファイルのみが返されます。
完全検索(Full Search)カードにはほとんどの検索変数が含まれていますので、各検索変数の機能はこのカードを使って確認してみるとよいでしょう。
ユーザーへの割り当て(Assigned Users)
検索カードを特定のユーザーの検索ツールで利用可能にするには、検索カードのプロパティでそのユーザー(またはグループ)を有効にする必要があります。
割り当てられた検索カードは次の場所にあります:
- Windowsエクスプローラのツール(Tools)メニュー。
- Enterprise PDM メニュー バーの 検索カードおよびお気に入り (Search cards and favorites)
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- SOLIDWORKS Enterprise PDM 検索ツールの 検索 (Searches) ノード。
デフォルト検索カード(Default Search Cards)
新しいボルトが作成されると、2つのデフォルト検索カードがインポートされます:完全検索カードとユーザー検索カードです。Enterprise PDM アイテムが使用されていない場合は、3つの検索カードが追加されます。以前のバージョンからアップグレードした場合、またはデフォルトの検索カードレイアウトに戻したい場合、カードを再度インポートできます。
デフォルト検索カードの名前には検索カード タイプ (たとえば、Search Complete) が含まれ、言語指定が最後に来ます (たとえば、_gb):
all(Search Complete)_gb.crd