自動レリーフ

自動リリーフ が選択されている場合、ベンドを作成する際に必要なリリーフカットが自動的に追加されます。

このソフトでは、以下の種類のリリーフ カットがサポートされています:
  • 矩形
  • 無理曲げ(Tear)
  • 長円形

矩形 または 長楕円 を自動的に作成する場合は、リリーフ レシオ を指定する必要があります。

無理曲げ(Tear)は、ベンドの作成と部品の展開に必要な、最小サイズのリリーフ カットです。展開ライン (Rip) PM_CustomRelief_Tear_Rip.gif または 延長 (Extend) PM_CustomRelief_Tear_Extend.gif を選択できます。

リリーフ レシオ

距離d矩形 (Rectangular)または長楕円リリーフ カットの幅と 矩形 (Rectangular)または長楕円 リリーフ カットの横幅がベンド領域を超えて延長される際の深さを示します。距離d は次の関係式によって定義されます:

d = (リリーフ レシオ) * (部品の厚み)

ベンド領域は、濃い灰色の部分として図に表されています。
shm_auto_relief_rectanuglar.gif

値 は 0.05 ~ 2.0 の範囲になければなりません。値を大きくすると、ベンドを作成する際に追加されるベンドリリーフのサイズも大きくなります。

自動リリーフの変更(Changing Auto Reliefs)

フィーチャーベンドにリリーフ カットのタイプおよびサイズを変更することができます。

SOLIDWORKS 99 より前のバージョンで作成された板金部品のリリーフ カットは編集できません。

フィーチャー ベンドと個別ベンドとの相違点は、フィーチャーベンドは実際の板金フィーチャーであるという点にあります。例えば、FeatureManager デザインツリーにスケッチ ベンド(Sketched Bend)が存在する場合、スケッチ ベンド(Sketched Bend)フィーチャーは板金フィーチャーであり、スケッチ ベンド(SketchBend)はスケッチ ベンド(Sketched Bend)フィーチャーに吸収される個別のベンドです。

フィーチャーベンドのリリーフカットのタイプやサイズを変更するには:

  1. FeatureManager デザイン ツリーで編集するフィーチャーベンドをマウスの右ボタンでクリックし、フィーチャー編集(Edit Feature) を選択します。
  2. PropertyManager で、ユーザー定義リリーフ タイプ(Custom Relief Type) を選択します。
  3. ユーザー定義リリーフ タイプ で:
    1. リリーフ タイプ でリリーフ カットを設定します。
    2. 矩形 または 長楕円 を選択した場合、リリーフ幅 dim_lin_horiz_w.pngリリーフ深さ dim_lin_vert_d.png の値を変更するか、リリーフ レシオ使用 を選択して リリーフ レシオ の値を指定します。
    3. 無理曲げ を選択した場合は、展開ライン PM_CustomRelief_Tear_Rip.gif または 延長 PM_CustomRelief_Tear_Extend.gif をクリックします。
  4. をクリックします。

全ての自動リリーフの編集

板金部品のベンド部分に自動的に追加されるリリーフ カットは編集できます。

SOLIDWORKS 99 より前のバージョンで作成された板金部品のリリーフ カットは編集できません。

すべてのベンドについてリリーフ カットのタイプを変更するには:

  1. FeatureManager デザイン ツリーで板金フィーチャーを右クリックし、フィーチャー編集を選択します。
  2. PropertyManager の自動リリーフ セクションでリリーフ カットのタイプを変更します。
  3. 矩形 または 長楕円 を選択した場合は、リリーフ レシオ を指定します。
  4. をクリックします。