境界ボックスの作成

参照ジオメトリ(Reference Geometry)境界ボックス(Bounding Box)ツールを使用して、モデルを完全に囲む最小ボリュームのボックスを作成できます。 境界ボックスは、マルチボディ、単一ボディ、または板金部品に対して作成できます。

境界ボックス PropertyManager で、部品の平らな面または参照平面を選択して、境界ボックスの方向を指定できます。 部品を更新すると、境界ボックスのサイズが自動的に変更されます。

境界ボックスには、非表示のボディおよびサーフェスを含めることができます。 ショートカット メニューから境界ボックスを非表示、表示、抑制、および抑制解除することもできます。

境界ボックスの 4 つのプロパティは、文書情報(Summary Information)ダイアログ ボックスのコンフィギュレーション特有(Configuration Specific)タブで設定できます。 これらのプロパティでの寸法は、プロダクトの出荷やパッケージに必要なスペースを判断するのに役立つことがあります。 これらのプロパティは、BOM およびその他のテーブルで参照できます。

多数の面を含む部品の境界ボックスの計算では、時間がかかることがあります。 多数の面を含む部品については、部品のモデリングを終了した後で境界ボックスを作成してください。

これまでは、境界ボックスを作成できるのは、溶接のカット リスト アイテムに対してのみでした。

境界ボックスを作成して、プロパティを表示するには:

  1. 部品ドキュメントで境界ボックス(Bounding Bos) (参照ジオメトリ(Reference Geometry)ツールバー)をクリックするか、 挿入(Insert) > 参照ジオメトリ(Reference Geometry) > 境界ボックス(Bounding Box) をクリックします。
  2. 境界ボックス PropertyManager で、自動調整(Best Fit)を選択されたままにして、 をクリックします。

    図のように部品の境界ボックスが自動的に計算されます。 FeatureManager デザイン ツリーの原点(Origin)の下に、境界ボックス(Bounding Box)が追加されます。

    SOLIDWORKS ソフトウェアにより計算された境界ボックスには、一部のボディや部品で最小ボリュームがない場合があります。 提案される境界ボックスを過去の経験データや実験データを使用して検討して、必要に応じて修正してください。
  3. 境界ボックスのプロパティを表示するには、ファイル(File) > プロパティ(Properties) > コンフィギュレーション特有(Configuration Specific)タブをクリックします。

    境界ボックスの奥行き、幅、長さ、および体積の値が表示されます。

  4. 部品のボディを非表示にした場合、境界ボックスは自動的に更新され、モデル内に表示されたボディだけが囲まれます。
  5. 境界ボックスを編集するには、FeatureManager デザイン ツリーで境界ボックス(Bounding Box)を右クリックして、フィーチャー編集(Edit Feature) をクリックします。 次に、PropertyManager で、非表示のボディを含む(Include hidden bodies)をクリックして、 をクリックします。