チャネル設計 PropertyManager

チャネル設計(Channel Design) PropertyManager では、モールド キャビティの温度を調節するための冷却管、または溶融したプラスチックの流れを制御するためのランナー レイアウトを作成するための設計パラメータを設定します。

チャネル設計(Channel Design) PropertyManager を開くには:

  • ソリッド(Solid) PropertyManager で、ソリッド メッシュ処理(Solid Mesh Procedure) > ランナーおよび冷却システム設計(Runner and Cooling System Design)を選択します。
冷却管は、冷媒(一般には水、蒸気、油)が循環する、金型のボディ内にある通路です。 冷却管は、金型の温度を調節します。 冷却管のレイアウトを指定するには、既存のスケッチのラインを使用します。
スケッチを作成して冷却管のレイアウトを定義することにより、より正確な冷却(COOL)解析結果を得られます(部品の冷却時間、冷却終了時の部品と金型の温度など)。

ランナー タイプとして使用可能な標準断面を 1 つ選択するか、またはランナー ウィザード(Runner Wizard)を選択します。このウィザードでは、シングルキャビティ金型またはマルチキャビティ金型のレイアウトのランナー構成部品の設計パラメータを定義できます。

タイプ

冷却管

一般

これは、冷却管の最も一般的な設計です。 ライン要素によって接続された 2 つの端節点における直径を入力することによって生成します。

冷却管レイアウトの図式表示

1: 入力節点、2: 出力節点

バッフル

このタイプの冷却管は、2 つの端節点に対して 1 つの直径を入力することによって生成します。ボトム ノードはライン要素の節点に接続され、トップ ノートは接続されていません。

バッフル冷却管の図式表示

1: トップ ノード、2: バッフル、3: ボトム ノード、4: 管要素

バブラー

このタイプの冷却管は、2 つの端節点の 2 つの直径(チューブの断面)を入力することによって生成します。 ボトム ノードはライン要素に接続され、トップ ノートは接続されていません。

バブラー冷却管の図式表示

1: トップ ノード、2: バブラー、3: ボトム ノード、4: 管要素

ランナー
ランナー レイアウトの標準断面形状の 1 つを選択します。
円(Circle)
矩形(Square)
半円(Half Circle)
矩形(Rectangle)
台形(Trapezoid)
楕円(Ellipse)
ランナー ウィザード(Runner Wizard) チャネル設計(Channel Design)ウィザードを使用すると、スプルー、ランナー、ゲートなどの一般的な流量制御装置と構成部品を自動的に作成できます。
寸法値を反対側に反転 選択されているランナーの寸法値を反転します。

パラメーター

設計変数(Design Variable) ランナー設計変数の寸法値を設定します。
回転角度(Rotation Angle) 冷却管またはランナーの回転の角度を設定します。
要素数(Element Count) 冷却管またはランナー構成部品のメッシュを作成するための要素の数を設定します。
適用(Apply) 現在の設計パラメータを適用します。
削除(Delete) 現在の設計パラメータを削除します。
射出位置は、スプルー構成部品の上部に配置されます。