シートと照明(Scenes and Lighting)

シーンと照明は密接した関係にあります。 照明の動作は、SOLIDWORKS 照明と PhotoView 360 照明では異なります。

シーンの光源

SOLIDWORKS シーンの照明は、アンビエントおよび指向性光源によって行われます。 PhotoView 360 では、照明は、PhotoView 360 基本照明(Primary PhotoView 360 Lighting) (シーン環境)によって行われます。 このシーン環境は、シーンを球状に取り囲む HDR(ハイ ダイナミック レンジ)イメージであり、現実的な光と反射を作り出します。 PhotoView 360 の照明は、モデルをプリビューしたとき、または最終レンダリングを作成したときのみ表示されます。 SOLIDWORKS シーンのアンビエントおよび指向性光源は、PhotoView 360 基本照明(Primary PhotoView 360 Lighting) を模倣しています。

シーンの照明の光源には次の種類があります:

表示可能 光源の種類
SOLIDWORKS OpenGL グラフィックスおよび RealView アンビエント、点、スポット、指向性光源、および太陽光。
PhotoView 360 PhotoView 360 基本照明、点、スポット、指向性光源、および太陽光。

新しいシーンを適用すると、SOLIDWORKS 照明でアンビエント光源と指向性光源が自動的に更新され、PhotoView 360 基本照明が PhotoView 360 照明で自動的に更新されます。 各点、スポット、および指向性光源は、SOLIDWORKS 照明(SOLIDWORKS Lights)PhotoView 360 照明(PhotoView 360 Lights)の両方に表示されます。

点、スポット、および指向性光源のコントロールに加えて、PhotoView をアドインしている場合は PhotoView 360 基本照明をコントロールできます。 これらのコントロールは、シーン編集(Edit Scene)PropertyManager のPhotoView 360 照明(PhotoView 360 Lighting)タブで使用できます。 PhotoView 360 基本照明 (Primary PhotoView 360 Lighting) を右クリックし、PhotoView 360 基本照明の編集 (Edit Primary PhotoView 360 Lighting) をクリックします。

PhotoView 360 の照明の変更を検証するには、PhotoView 360 基本照明を編集する前に、PhotoView 360 基本照明(Primary PhotoView 360 Lighting) を右クリックし、統合プレビュー(Integrated Preview) またはプレビュー ウィンドウ(Preview Window) をクリックします。

照明の編集

点、スポット、および指向性光源と太陽光を、SOLIDWORKS 照明と PhotoView 360 照明の両方に追加できます。 照明を追加すると、PhotoView 360 のデフォルトではその照明はオフになり、SOLIDWORKS 照明ではオンになります。 PhotoView でモデルに照明を当てる最善の方法は、PhotoView 360 基本照明を使用することです。

シーンの保存(Saving a Scene)

シーンを保存すると、適用されているすべての点、スポット、および指向性光源がシーンの一部として保存されます。 新しいシーンを適用すると、すべての照明が新しいシーンの照明に置き換えられます。 この設定は、シーン変更で照明保持(Keep light when scene changes)オプションを点、スポット、および指向性光源の PropertyManager で選択することで上書きできます。

デフォルトのシーンである3 ポイントあせた色(3 Point Faded)には、照明が関連付けられていません。 別のシーンを選択してからデフォルトのシーンを選択すると、前のシーンの照明がデフォルトのシーンに表示されます。

たとえば、デフォルトのシーンでは、照明(Lights)フォルダに 4 つの照明があります。 アンビエントのみ(Ambient Only)シーンを選択してから、3 ポイントあせた色(3 Point Faded)を選択します。 これで、照明(Lights)フォルダにはアンビエント照明のみが表示されます。