SOLIDWORKS Simulation の用語集の更新

接触とメッシュに関連するユーザー インターフェースの用語は、従来の業界用語に合わせて更新されています。 相互作用という用語が、シミュレーション中の構成部品間の動作のタイプ(接着、接触、またはフリー)を記述するために導入されています。

以前のリリースと同様に、次の 3 つのレベルで構成部品間の相互作用のタイプを指定します。

グローバル相互作用

すべての構成部品に適用される条件を定義します。 新しいSimulation オプション(Simulation Options) > デフォルト オプション(Default Options) > 相互作用(Interaction)ダイアログ ボックスで、デフォルトのグローバル相互作用条件を指定します。

コンポーネント相互作用

コンポーネント相互作用(Component Interaction)PropertyManager で選択した構成部品に適用される条件を定義します。

ローカル相互作用

ローカル相互作用(Local Interactions)PropertyManager で選択したジオメトリ エンティティのセットに適用される条件を定義します。

ローカル相互作用の設定により、構成部品レベルの相互作用は上書きされ、構成部品レベルの相互作用はグローバル レベルの相互作用を上書きします。

接触(No Penetration)という相互作用タイプのインターフェース用語は、接触(Contact)という用語に置き換えられています。 くい込みを許可(Allow Penetration)という相互作用タイプの用語は、フリー(Free)という用語に置き換えられています。

ボンド(Bonded)という相互作用タイプでは、互換性のないメッシュ(Incompatible mesh)という用語がユーザー インターフェースから除去されています。 SOLIDWORKS Simulation 2021 では、アルゴリズム改善により、独立してメッシュ分割される構成部品のボンド式がより堅牢で正確になります(以前は互換性のないボンドと呼ばれていました)。 共通メッシュ節点を境界に強制して構成部品を結合するオプション(互換性のあるボンドと呼ばれていたもの)は引き続き使用できます。 接触境界に共通の接点を適用(Enforce Common Nodes at Touching Boundaries)を選択すると、選択した構成部品が 1 つのボディとしてメッシュ分割されます これらのコンポーネントは、接触境界で溶接されているかのように動作します。

SOLIDWORKS Simulation 2020 - ユーザー インターフェース SOLIDWORKS Simulation 2021 - ユーザー インターフェース








接触セット(Contact Sets) > 接触(No penetration)



ローカル相互作用(Local Interactions) > 接触(Contact)



制限のないギャップ距離(Unlimited gap distance)により従来のオプションである常時クリアランスを無視(Always ignore clearance)が置き換えられています。

ギャップが次より小さい場合(If gap is less than)により従来のオプションであるギャップが次より小さい場合にクリアランスを無視(Ignore clearance only if gap is less than)が置き換えられています。

部品接触(Component Contact) > ボンド(Bonded)



コンポーネント相互作用(Component Interactions) > ボンド(Bonded)