周期対称(Cyclic symmetry)機能を使用すると、代表的な一部を元にして、軸を中心に円形のパターンを持つモデルを解析できます。 代表的なセグメントには部品またはアセンブリを指定できます。 現在の形状、拘束、荷重条件は、モデル全体のセグメント(周期パターン)と同様にする必要があります。 周期対称機能を使用して、タービン、ファン、はずみ車、モーター回転部などを解析できます。
拘束 PropertyManager の 詳細設定 で、周期対称 (Cyclic symmetry)
を選択します。
周期対称 (Cyclic symmetry) 拘束は、静解析および非線形スタディに適用できます。
周期対称は、面積と形状が同じ 2 つの断面に対して定義します。 対称の回転軸に関して繰り返されるセグメントの数は整数でなければならず、(360o/対称角度)の結果です。
選択できるエンティティ |
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選択(面)
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断面上の面。 面は形状と面積が同様のものを指定し、非平面を選択できます。 2 つの面の間の角度は、360o で割り切れる必要があります。 より複雑な形状では、断面を軸と交差する非平坦面にする必要が生じる場合があります。 断面を作成する際は、等間隔の円形パターンを使用して断面をパターン化する場合に、結果として断面間にギャップや干渉がない完成した部品が形成されるようにする必要があります。
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軸
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対称の回転軸。 対称軸は、選択した 2 つの平面の交点に配置する必要があります。 |
反対側の断面にある、同様の相対的位置にある節点は同じように移動します。
例えば、図にあるドットの同じ色のものは、同じように変形します。 正接荷重が適用されている場合、周期対称である断面は平面に対して垂直に変形できます。

周期対称の境界条件は、対称軸で定義されるローカル円筒座標系で、対応するソース ノードおよびターゲット ノードに対して同じ変位および回転を適用する拘束方程式です。 通常、周期対称の拘束方程式は、それが適用されるボディに安定性を追加しますが、ボディが対称軸に沿って移動すること、またはボディが対称軸で回転することを妨げるものではありません。 周期対称の適用時にモデルを安定させ、剛体モードを防止するために、適切な境界条件を適用することを推奨します。
正接荷重が存在し、断面が平面に対して垂直に変形される場合は、周期対称 (Cyclic symmetry) を使用してください。 モデルに円形パターンが含まれ、切断しても平面が垂直方向に変形しない荷重が設定されている場合は、パターンの代表的な一部を解析し、切断面に 対称 拘束を指定できます。
例(Example)
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この部品には 6 つのスポークがあります。 1 つのスポークの中心となる 60 度(360/6)のくさび型角度が周期対称に適した断面を形成します。 断面に周期対称を適用します。 |