深さとフィーチャーの所有権

操作性を向上させるためにねじ山の動作が変更されました。

この機能は、 SOLIDWORKS 2022 以降で作成された新しい部品に適用されます。 この機能を従来の部品に適用してアップグレードするには、FeatureManager ® デザイン ツリーで部品ノード を右クリックし、ねじ山フィーチャーをアップグレード(Upgrade cosmetic thread features)を選択します。

SOLIDWORKS 2022 以降で作成された部品テンプレートでは、深さ(Depth)とフィーチャー所有権に関する従来の機能を保持できます。 部品テンプレートで、ねじ山を追加する前に、 ツール(Tools) > オプション(Options) > ドキュメント プロパティ(Document Properties) > 設計規格(Drafting Standard) > アノテート アイテム(Annotations) をクリックし、新しいねじ山の動作を新規部品に適用(Apply new cosmetic thread behavior to new parts)を選択解除します。 このオプションは、新しい部品テンプレートではデフォルトで選択され、従来の部品テンプレートでは選択解除されています。 このオプションは、新規部品テンプレートでのみ有効で、部品ドキュメントには無効です。

挿入(Insert) > ミラー部品(Mirror Part)コマンドを使用すると、ミラー部品はベース部品からねじ山の動作を継承します。 たとえば、ベース部品が SOLIDWORKS 2021 で作成されている場合、ミラー部品はベース部品からねじ山の従来の動作を継承します。

SOLIDWORKS では、エッジの元の位置からの深さ(Depth)を測定し、エッジを再配置するダウンストリーム フィーチャーによって行われた変更には影響されません。 上の図では、元のねじ山の深さはカット押し出しのエッジから 80 です。 そのエッジを再配置する 2 番目のカット押し出しを追加しても、ねじ山には元のねじ山の深さ 80 mm が保持されます。
ねじ山は FeatureManager デザイン ツリーの最新のフィーチャーによって所有されます。そのフィーチャーの面はねじ山を追加するために選択された共通エッジを共有します。 下の図では、カット押し出しを作成し、面取りを追加してから、面取りエッジからねじ山を追加しています。 SOLIDWORKS ® 2022 では、面取りフィーチャーがねじ山を所有しています。これは、その面がねじ山と共通のエッジを共有するためです。