SOLIDWORKS® 2022 が、特定のツールやワークフローのパフォーマンスを向上させます。
インポート（Import）
インポートのパフォーマンスが向上しました:
-
大規模な DXF または DWG ファイルを部品スケッチへ。
ブロックの分解（Explode Block）オプションをオフにして、大規模な DXF または DWG ファイルを部品スケッチへインポートできます。 インポート パフォーマンスを改善するためにブロック登録を分解する必要はなくなりました。
- SOLIDWORKS における STEP ファイル。
アセンブリ
アセンブリを開いたり、保存したり、閉じるときのパフォーマンスが向上しました。
モデル表示（Model Display）
SOLIDWORKS 2022 では、 3D テクスチャとシルエット エッジのパフォーマンスが向上しています。
| 機能 |
パフォーマンスの向上 |
| 3D テクスチャ（3D textures） |
3D テクスチャは、テクスチャ外観イメージの詳細に合うようにメッシュのリファイン処理の効率を上げます。 最大要素サイズ（Maximum Element Size）は、以前の限界よりもさらに細かく調整できます。 |
| シルエット エッジ |
動的モードでのシルエット エッジのレンダリングのパフォーマンスが向上しました。 シルエット エッジが、エッジ シェイディング表示（Shaded With Edges）モードで表示されます。 |
図面
大きな図面は用紙またはファイルに印刷すると、パフォーマンスが向上します。 これは、次のような図面に適用されます。
- 少なくとも 1 つの図面ビューがドラフト精度である
- ページ設定（Page Setup）ダイアログ ボックスで次のオプションを指定している:
- 高精度
- 色/グレー スケール（Color / Gray scale）
SOLIDWORKS Manage
SOLIDWORKS Manage 2022 は、ユーザー エクスペリエンスを向上させるためのパフォーマンスが改善されました。
| 機能 |
パフォーマンスの向上 |
| 部品表表示 |
表示する部品表レベルの数（Number of BOM levels to display）のオプションを 1 に指定すると、大規模 BOM の表示速度は最大 5 倍になります。 サード パーティにリンク（Link to 3rd Party）フィールドが構成されている BOM の場合、値の計算に必要な時間が減少しています。 |
| プロジェクト（Projects） |
ステージまたはタスクの数が多いプロジェクトの場合、ガント チャートの表示は以前のリリースよりも高速です。 |
| SOLIDWORKS Manage から SOLIDWORKS PDM ファイルをチェック アウト/チェック インします |
以前のリリースでは、チェック アウト（Check Out）/チェック イン（Check In）操作によって、グリッド全体がバックグラウンドで更新されていました。 これで、最後に変更された個々のライン アイテムのみが更新され、パフォーマンスが高速化されます。 |
Pack and Go
2022 の Pack and Go では、参照ファイルが以前のリリースよりも高速に収集されます。 ドキュメントの Pack and Go を開始してから、Pack and Go ダイアログ ボックスが表示されるまでの時間が大幅に短縮されます。
SOLIDWORKS PDM
SOLIDWORKS PDM 2022 では、多くのファイル ベース操作のパフォーマンスが改善されています。 遅延時間が長いデータベース サーバーでの次のアクションの実行を高速化できます。
- ファイルを開く
- 名前を付けて保存（Save As）ダイアログ ボックスを表示する
- ツリーをコピー（Copy Tree）
- SOLIDWORKS でドキュメントを作成する
SOLIDWORKS PDM では、以下のパフォーマンスを改善しました。
- 多数のファイル拡張子を含むデータ カードの保存が、15% ～ 60% 速くなります。
- 大規模な SOLIDWORKS 部品表（BOM）を含む図面のチェックインが、大幅に高速化されます。
- 特定のボルトでは、すべて表示（Show All）オプションと別のカスタム列を使用した使用先（Where Used）タブでのファイルの表示が、何倍も高速になります。
- 動的通知のトランジション（Transition）ダイアログ ボックスの表示が高速化されます。
- 大規模なモデルの場合、Web2 プレビューの読み込み速度は 1.5 倍から 2 倍になります。
SOLIDWORKS Simulation
- 1 つ以上の Simulation スタディが変更されていない場合、 Simulation スタディを含むモデルの保存が速くなります。
- FFEPlus 反復ソルバおよび Intel 直接スパース ソルバの関数ベースの処理は、コネクタなどのフィーチャーを含むシミュレーション スタディに拡張されます。 ソルバの自動選択は、非線形解析、固有値解析、座屈解析のスタディまで拡張されています。
SOLIDWORKS Plastics
冷却および充填解析モジュールのパフォーマンスが改善され、全体的な解析時間が短縮されました。
- 冷却解析が全体的な解の時間の大部分を占めるシミュレーションでは、全体的な解の時間が以前のリリースと比較して少なくとも 20% 短縮されます。
- 直接ソルバー オプションを使用した充填および保圧解析のパフォーマンスが最適化されます。 ソリューション全体の所要時間は、以前のリリースと比べて約 50% 短縮されています。 六面体要素でメッシュ分割された比較的厚いパーツの場合、直接ソルバーは慣性効果をより正確に予測します。