SOLIDWORKS Electrical は変数を使用して、データベースから情報(コンポーネント マーク、ワイヤ番号など)を送信します。この情報は必要に応じて表示されるように、数式管理(Formula management)を使用して管理できます。
例:
データベースの等電位番号: 5
この値は変数 EQU_NO に保存されます。
この情報を 005 として図面に表示する場合(3 文字で表示)は、次の数式を使用します: STRZ(VAL(EQU_NO), 3, 0)
数式管理の使用
SolidWorks Electrical には、定義済み数式が多数あります。これらを使用することをお勧めします。ただし、独自の式を作成する必要がある場合は、次の点を考慮してください。
- 数式は変数(3 番目のタブから使用可能)とテキストから構成されます。テキストの文字列は引用符で囲み、それぞれの変数またはテキストの文字列は「+」記号で区切る必要があります。例: CHAN_TYP + ":" + COM_VAL1 + "." + CHAN_ADDR
- - 通常、変数は数値で表示される場合であっても、テキストタイプです(例:等電位番号を送信する EQU_NO 変数)。
- 多くの場合、特定の関数が変数の処理に使用されます。
- STRZ (VAL(FIL_NO),2,0) は 2 文字で表示される図面番号を送信します。ここにない文字は 0 で置換されます(例: 01, 02, ...).
- VAL: VAL : 文字のチェーンを数字に変換します。関数 STRZ は数値のみを処理するため、文字列の EQU_NO は数字に変換する必要があります。
- STRZ: 特定の桁数 (この例では 2) および小数点以下の桁数 (この例では 0) を指定して数値を変換します。
- 数学関数(+ - * /)を使用して、変数の結果を修正できます。
- STRZ(VAL(EQU_NO)*2,3,0) は 3 文字で表示される等電位番号を送信しますが、偶数のみを使用します。
- STRZ((VAL(EQU_NO)*2)-1,3,0) は以前の数式の結果の等電位を送信しますが、奇数のみを使用します。
無効な数式を入力した場合、メッセージがダイアログ ボックス下部に表示されます。
式で使用される変数のリストが、ダイアログ ボックスの上部に表示されます。プロジェクトで使用されている値のように変更できるニュートラル値が、このリストの横に表示されます。ダイアログ ボックスの下部には、以前に使用された数値の結果が表示されます。