データ リンクの作成と管理
データ リンクの作成と管理には、DataLink コマンドを使用します。
DataLink コマンドは、データ リンク マネージャー(Data Link Manager)を表示します。このマネージャーでは、データ リンクの作成、編集、および管理に必要なすべてのツールがグループ化されています。
データ リンク マネージャー(Data Link Manager)ダイアログ ボックス
ツールバーには、データ リンクの作成、編集、および管理に必要なすべてのツールがグループ化されています。
ボタン |
説明: |
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新しいデータ リンクを作成します |
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選択したデータ リンクの外部データ ファイルへのリンクを変更します |
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選択したデータ リンクの名前を変更します |
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選択したデータ リンクを削除します |
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選択したデータ リンクにリンクされているデータ ファイルを開きます |
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プレビュー(Preview)領域でのプレビューの生成を制御します。 |
リンクのリスト
現在の図面内で定義されている既存のデータ リンクのリストを表示します。
以下を実行できます。
- リストで項目を右クリックすると、コンテキスト メニューが表示されます。
- データ リンクをクリックすると、プレビュー(Preview)領域にサムネイルのプレビューが表示されます。
- データ リンクをダブルクリックすると、データ リンクを編集(Edit Data Link)ダイアログ ボックスが表示されます。
データ リンクを操作するためのオプション
オプション |
機能 |
編集(Edit) |
データリンクを編集(Edit Data Link)ダイアログ ボックスを表示します |
名前変更 |
選択したデータ リンクの名前を変更します |
削除 |
選択したデータ リンクを削除します |
リンクされたデータ ファイルを開きます |
選択したデータ リンクにリンクされているデータ ファイルを開きます。デフォルトでは、アプリケーションは Microsoft Excel を使用して XLSX ファイルを開きます。ただし、Microsoft Excel はコンピュータにインストールされていない場合は、別のアプリケーションを使用してデータ ファイルを開くことができます。 |
Microsoft Excel ファイルに基づいたテーブルの作成
既存の Microsoft Excel ファイルに基づいてテーブルを作成するワークフローには、次の手順が含まれます。
- スプレッドシートまたはセル範囲へのデータ リンクを確立します
- 既存のデータ リンクに基づいてテーブルを作成します
外部ファイルにデータ リンクを確立するには:
- 次のいずれかを実行します。
- リボンで、挿入(Insert) > データの抽出とリンク(Extraction and Linking Data) > データ リンク(Data Link)を選択します。
- DataLink と入力します。
- データ リンク マネージャー(Data Link Manager)ダイアログ ボックスで、
をクリックします。
- データ リンクの名前を入力し、Enter キーを押します。
データ ファイルと同じ名前を使用すると、データ リンクを分かりやすく整理できます。
- データ リンクを設定(Setup Data Link)ダイアログ ボックスで参照(Browse)をクリックし、リンク先のファイルを指定します。
- ファイル パス(File Path)ドロップダウン リストから、データ ファイルへのパスの保存方法を指定します。
- 相対パス(Relative path)。ホスト図面を基準としたファイルの場所に応じたファイル パスを使用します。同僚と図面を共有する場合は、相対パスを使用します。
- パス全体(Full path)。ルート ディレクトリを含むファイルの全体パスを使用します。
- リンク範囲(Link range)領域で、次の操作を行います。
- スプレッドシート全体にリンクするには、シート全体(Entire sheet)をクリックし、シートをリンク(Link sheet)ドロップダウン リストからシートを選択します。
- セル範囲にリンクするには、セル範囲(Cell range)をクリックし、テーブルにリンクするセルの範囲を指定します。
例:
- 矩形範囲: A2:C3
- 列全体: A:A
- 列のセット: A:F
- オプションで、
をクリックすると、Microsoft Excel スプレッドシートからデータをインポートする方法を指定できます。その他のオプション(Additional Options)ダイアログ ボックスを参照してください。
- オプションで、
をクリックしてシートまたは指定したセル範囲をプレビューします。
- OK をクリックします。
データ リンクが作成されます。作成したすべてのデータ リンクは、テーブルを挿入(Insert Table)ダイアログ ボックスで使用できます。
既存のデータ リンクに基づいてテーブルを作成するには:
- 作成(Draw) > テーブル(Table)をクリックします(または Table と入力します)。
- テーブルを挿入(Insert Table)ダイアログ ボックスで、次の操作を行います。
- 挿入オプション(Insert options)で、データ リンクから挿入(Insert from a data link)を選択します。ドロップダウン リストから既存のデータ リンクを選択できます。または、
をクリックして、データ リンク マネージャー(Data Link Manager)を使用して新しいデータ リンクを作成します。
- 通常のテーブルの場合と同様に、その他の必要な設定をすべて行います。テーブル作成する(Creating Tables)を参照してください。
- OK をクリックします。
- グラフィック領域で、挿入点を指定します。
その他のオプション(Additional Options)ダイアログ ボックス
このダイアログ ボックスのオプションを使用すると、Microsoft Excel スプレッドシートから図面のテーブルにデータをインポートする方法を指定できます。
データ形式と数式を保持(Retain data formats and formulas)
データ形式と数式を保持して、Microsoft Excel からすべてのデータをインポートします。
データ形式を保持し、Excel で数式を解決(Retain data formats, solve formulas in Excel)
データ形式をインポートし、Microsoft Excel スプレッドシートから数式を計算します。
データ形式をテキストに変換し、Excel で数式を解決(Convert data formats to text, solve formulas in Excel)
通貨、時間、比率などのすべてのデータ形式をテキストとしてインポートし、Microsoft Excel スプレッドシートで定義された数式を計算します。
リンク データへの書き込みを許可(Allow writing to linked data)
DataLinkUpdate コマンドを有効にして、図面内でリンク データに加えた変更に従って Microsoft Excel スプレッドシートを更新します。
スプレッドシートの書式を継承(Inherit spreadsheet formatting)
Microsoft Excel スプレッドシートから行った書式変更を、図面のテーブルで使用できます。
- スプレッドシートとの同期のたびにテーブルの書式設定を更新(Update table formatting on each sync with spreadsheet)。元の Microsoft Excel スプレッドシートから書式を反映するかどうかを指定します。無効にすると、テーブル挿入(Insert Table)ダイアログ ボックスで指定した書式が使用されます。
- テーブルの書式設定を作成時に 1 度だけ継承(Inherit table formatting only once on creation)。最初のテーブルを作成するときのみ、Microsoft Excel スプレッドシートの書式を使用します。以降の更新では、Microsoft Excel スプレッドシートで行った書式変更は無視されます。
コマンド: DataLink
メニュー: 挿入(Insert) > データ リンク(Data Link)
リボン: 挿入(Insert) > データの抽出およびリンク(Extraction and Linking data)