トランジションによってトリガーされるアクションを定義するには、トランジション アクション(Transition Action)ダイアログ ボックスを使用します。
このダイアログ ボックスを表示するには、以下のようにします:
ワークフロー エディタでトランジションをクリックします。 プロパティ ダイアログ ボックスの アクション (Actions) タブで、アクションの追加(Add Action) をクリックするか、アクションをクリックしてから アクションの編集 をクリックします。
説明 |
説明を入力します。
メール送信 アクションの場合、説明はメッセージの件名として使用されます。 システム変数を含めるには、  をクリックし、変数( トランジション アクションの変数)を選択します。 例: ファイル %filename% は、承認準備が完了しました. システム変数を含めることができるのは、メール送信アクションの場合だけです。
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タイプ |
選択に基づいて、ダイアログ ボックスの下部に、種類別オプションが表示されます。
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アイテムを実行(Run for items) |
このアクションをアイテムに適用します。 アイテムを参照してください。
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カスタムBOMを実行(Run for named bills of materials) |
(種類(Type)が変数設定(Set Variable)のときは利用不可) このアクションをカスタムBOMに適用します。
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ファイルを実行(Run for files) |
このアクションをファイルに適用します。 これを選択すると、次の拡張子を持つファイルのみを実行(Only run for files with these extensions)を使用して、特定のファイル タイプにアクションを限定することができます。
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次の拡張子を持つファイルのみを実行(Only run for files with these extensions) |
ファイルを実行(Run for files)が選択されている場合のみ利用可) 特定のファイル タイプに限定して、アクションを実行します。 1つ以上のファイル拡張子をセミコロン(;)で区切って指定します。
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コメント
このオプションは、種類 (Type) が コメント (Comment) の場合のみ利用可能です。
このオプションは、自動ワークフロー トランジションに対してのみ利用可能です。 ワークフロー トランジションを自動から並行または垂直に変更すると、警告が表示されます。
トランジション コメント(Transition Comment) |
自動ワークフロー トランジションの間に処理されるコメントを入力できます。 このコメントは、ファイルの履歴のトランジション線に表示されます。 システム変数を含めるには、 をクリックし、変数を選択します。 最長 250 文字まで文字を入力できます。
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コマンドを実行(Execute Command)
以下のオプションは、種類がコマンドを実行の場合のみ利用可能です。
実行するコマンドを入力(Enter command to execute) |
実行可能ファイルのフル パス(クライアント コンピュータからトランジションを実行する場合と同じ指定)を指定するか、既に Windows に登録されている場合は、実行可能ファイルの名前を指定します。 コマンド ラインまたは から実行可能ファイルを実行する場合と同じパスを指定します。
例えば、ユーザーがメモ帳を使用してトランジション ファイルを編集できるようにするには、 notepad.exe File Pathと指定します。
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開始されたプログラムが終了するまでお待ちください(Wait until the started program terminates) |
プログラムが終了するまで、Enterprise PDM のアクティビティを中止します(例えば、他のトランジション アクションを中止します)。
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タスクを実行(Execute Task)
このオプションは、種類(Type)がタスクを実行(Execute task)の場合のみ利用可能です。
実行するタスクを選択(Select task to execute) |
選択されたタスクの実行を開始します。 タスクを参照してください。 |
XMLへデータをエクスポート(Export Data to XML)
以下のオプションは、種類が XML へデータをエクスポートの場合のみ利用可能です。
次に使うためにエクスポート スクリプトを選択(Select export script to use) |
SOLIDWORKS から(たとえば、ERP システムで使用するために)、XML 形式でデータをエクスポートします。 エクスポート スクリプトを選択します。 エクスポート ルール ダイアログ ボックス(Export Rule Dialog Box)を参照してください。
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XMLからデータをインポート(Import Data from XML)
以下のオプションは、種類が XML からデータをインポートの場合のみ利用可能です。
次からインポートするためのファイルのファイル名(ワイルドカードとして * を使用) |
XML データを(たとえば、ERP アプリケーションから)インポートします。 インポート ルール ダイアログ ボックス(Import Rule Dialog Box)を参照してください。 インポートするXMLファイルの名前を入力します。
*
をワイルドカードとして使用できます。 システム変数を含めるには、 をクリックし、変数を選択します。
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リビジョンの増加(Inc. Revision)
このオプションは、
種類 が
リビジョンの増加 の場合にのみ使用できます。
Enterprise PDMは、リビジョンの増加(Inc. Revision)アクションでは、データのファイル データ カード変数にリビジョン番号を書き込みません。 必要に応じて、別の変数設定(Set Variable)アクションを作成してください。
リビジョン コメント |
ファイルの履歴に表示されるリビジョン増加のコメントを入力できます。 システム変数を含めるには、 をクリックし、変数を選択します。最長 250 文字まで入力できます。
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メール送信
以下のオプションは、種類がメール送信の場合のみ利用可能です。
新しい名前(To) |
メッセージを受信するユーザーまたはグループをリストします。
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メッセージ |
メッセージ本文が表示されます。 システム変数を含めるには、  をクリックし、変数を選択します。 例: ブライアン、%projectpath%%filename%の承認準備ができました。%user%
変数は、メッセージの生成時に値が代入されます。
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変数設定
以下のオプションは、
種類が
変数設定の場合のみ利用可能です。
ファイル データ カード変数をトランジション アクションから更新すると、Enterprise PDM は、そのファイルの新しいバージョンを作成します。 ファイルに参照が含まれている場合、新しいバージョンに従ってその参照が更新されます。
変数 |
更新するデータ カード変数が表示されます。 読み取り専用の種類(Type)フィールドに、変数のデータ タイプが表示されます。
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コンフィギュレーション |
変数を更新するデータ カードの特定のコンフィギュレーション タブを指定します。
利用可能なすべてのコンフィギュレーションを更新するには、このフィールドを空のままにします。
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値(Value) |
変数の値を設定します。 システム変数を含めるには、 をクリックし、変数を選択します。 例えば、Checked by %user%と入力し、トランジションを実行するユーザーの名前がBillの場合、変数がChecked by Billに設定されます。
システム変数にソース コンフィギュレーションを含めることもできます。 たとえば、変数 Description を選択し、ソース コンフィギュレーション MyConfig1 と区切り記号を追加すると、値 (Value) フィールドには %var_Description@MyConfig1% と表示されます。 これは変数をソース コンフィギュレーションからの説明に設定します。
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バージョン コメント(Version Comment) |
ファイルの履歴に表示されるコメントを入力できます。 システム変数を含めるには、 をクリックし、変数を選択します。バージョン コメント は、トランジションに対するすべての変数設定アクションで共有されます。 最長 250 文字まで入力できます。
トランジションによって更新されるバージョン フリー変数にはコメントを追加できません。
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マッピングされた承認者 (Mapped Approvers) |
マッピングされた承認者 (Mapped Approvers) を展開すると、ロール、ロール メンバー (ユーザー (Users))、このトランジションを完了するために必要な承認者の数が表示されます。
たとえば、ロール Engineering と Manufacturing を作成した場合、展開されたリストでは、これらのロールおよびロールのメンバーであるユーザーが表示されます。
1 人以上のユーザーを選択すると、SOLIDWORKS Enterprise PDM は変数値として使用するためにユーザーおよびシステム データを保存します。
選択されたユーザーがトランジションを承認すると、ソフトウェアは変数を含むデータ カードに値を表示します。
このオプションは、並行ワークフロー トランジションに対してのみ利用可能です。
詳細については、Setting Parallel Approval Data Mapping(並行承認データ マッピングの設定)を参照してください。
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承認者の値を上書き (Override Approver Value) |
このオプションを選択するには、先に マッピングされた承認者 (Mapped Approvers) を展開します。
承認者の値を上書き (Override Approver Value) を選択すると、マッピングされた承認者 (Mapped Approvers) リストの ユーザー (Users) チェック ボックスがラジオ ボタンに置き換わります。
これにより、ファイルのトランジションを実際に行うユーザーに関係なく、データを変数値に使用する 1 人のユーザーを選択できます。
選択されたユーザーのデータが、変数を含むデータ カードに表示されます。
詳細については、Setting Override Approver を参照してください。
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