Enterprise PDMと共にインストールされるデフォルトのデータカードはボルトのルートに保存されます。それらのレイアウトはすべてのサブフォルダに継承されます。
ただし、新しいまたは編集されたデータカードをサブフォルダに保存すると、下位レベルのサブフォルダには新しく保存されたカードのレイアウトが継承されます。次の図は、3つの異なるカード レイアウトがボルト内で継承される様子を表しています。

継承はデータカードのタイプによって異なります:
- ファイル カード(File Cards): 新しいファイル カードをデフォルト カードと同じファイル拡張子に関連付け、サブフォルダに保存すると、そのカードのレイアウトがすべての下位レベルのサブフォルダに使用されます。
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フォルダ カード(Folder cards):新しいフォルダ カードを、別のフォルダ カードが保存されているフォルダに保存すると、新しいフォルダ カードがアクティブになります。使用されていないフォルダ カードをアクティブにするには、カードを開いて再度保存します。
フォルダ カードはファイル カードとは異なります。それはフォルダ カードのフィールドに入力された情報は下位のフォルダに必ず継承される点です。つまり、情報を変更する必要がない限り、すべてのサブフォルダに同じ情報を入力しなくてもすみます。同様に、新しい情報はそのサブフォルダに継承されます。
たとえば、Windowsエクスプローラからボルトにログインしているユーザーがフォルダ カードの 値を編集(Edit Values)タブに情報を入力すると、 それより下位のサブフォルダはこの情報を継承して 値を表示(View Values)タブに表示します。
- アイテム カード(Item cards): アイテム カードをサブフォルダに保存すると、そのカードのレイアウトがすべての下位レベルサブフォルダで使用されます。