SOLIDWORKS は IDF でサポートされていない複雑な形状を作成できます。 作成したジオメトリが正しくエクスポートされるよう、次のトピックをお読みください。
閉じた輪郭
IDFはフィーチャーが閉じた輪郭(分断されていない一連のエンティティ)として定義されていることを前提としています。 エクスポートするすべてのフィーチャーはこのルールに従わねばなりません。 これをテストする簡単な方法としては、SOLIDWORKS でスケッチを押し出してみる方法があります。 スケッチが正しく押し出しできれば、エクスポートに適していると言えます。
例 : 閉じた輪郭
例 : 開いた輪郭
1スケッチに含まれる輪郭/ループの数
IDF 2.0と3.0は電気部品に対して閉じた輪郭しかサポートしていません。 電気部品を定義するスケッチは分断されていない一連のエンティティ1つで構成されていなければなりません。 スケッチに複数の輪郭(ループ)が含まれているスケッチは電気部品として正しくエクスポートされません。搭載部品を作成するのに使用するスケッチが複雑である場合、モデルの形状を簡素化することを考慮してください。余分なスケッチ エンティティを作図ジオメトリ(CircuitWorksで無視されます)に変換したり、搭載部品のエクスポート時に使用する専用の"フットプリント用スケッチ"を作成することを検討します。 他のIDFフィーチャーでは、複数の閉じた輪郭を持つことができます。 例えば、基板外形スケッチは基盤上の切り取りを表現するために1つ以上のスケッチループを含むことができます。
例 : この複数のループを持つスケッチは基板外形、禁止領域、その他の輪郭としてはエクスポートに利用できますが、電気部品には 使用できません 。
中央のエンティティのループを作図ジオメトリに変換すれば、CircuitWorksはこのスケッチを単一のループ スケッチと見なしますので、電気部品としてエクスポートできます。
サポートされるスケッチ エンティティのタイプ
IDFは直線と円弧しかサポートしていません。 CircuitWorksは複雑なスケッチジオメトリをIDFにエクスポートする際、直線や円弧に変換を試みます。
CircuitWorks は次の SOLIDWORKS スケッチ エンティティをサポートしています:
- 直線(Line)
- 矩形(Rectangle)
- 平行四辺形(Parallelogram)
- 多角形(Polygon)
- 円(Circle)
- 円弧(Arc)
- スプライン(Spline)(SOLIDWORKS の表示設定の詳細度に応じて直線で近似されます。)
CircuitWorks は次を
サポートしていません :
- 楕円(Ellipse)
- 部分楕円弧(Partial Ellipse)
- 放物線(Parabola)
- テキスト スケッチ エンティティ(Text Sketch Entities)
CircuitWorksはサポートされていないエンティティは無視します。 無視されるエンティティが閉じた輪郭の一部である場合、結果は開いた輪郭となり、サポートされません。
作図ジオメトリ
CircuitWorksはエクスポートの際、スケッチに含まれる作図線を無視します。 ソリッドな、分断されていない線で構成されたジオメトリのみがエクスポートされます。
非表示および抑制された要素
CircuitWorksでは、FeatureManagerデザイン ツリーで抑制されている、または非表示の搭載部品を無視します。 これは、エクスポートしたくないフィーチャーを含むアセンブリをエクスポートする際に便利です。 また、基板や搭載部品のアセンブリには、機械部品や筐体等も含まれている場合があります。 CircuitWorksは搭載部品内の抑制されているフィーチャーも無視します。