設定アドミニストレータ ツールを使用して、SOLIDWORKS ソフトウェアを展開またはアップグレードするときに適用されるシステム オプションを設定し、ユーザーがそれらのオプションを変更できないようにすることができます。 このツールは、設定を展開するための設定のコピー ウィザードの代替ですが、設定のコピー ウィザードも設定のコピーに利用できます。
以下によって開始できます:
- SOLIDWORKS のそのリリースに対するオプションのデフォルト セット。
- そのコンピュータに前回適用されたオプション。
- 既存の .sldreg または .sldSettings ファイルで指定したオプション。
チェック ボックスの 2 つの列を使って、これらのオプションのどちらを適用するか、また適用したオプションのどちらをロックしてユーザーが変更できないようにするかを選択できます。
ユーザーがシステム オプション(System Options)ダイアログ ボックスにアクセスすると、ロックされたオプションはロックアイコン
付きで使用不可と表示されます。 ただし、ユーザーはオプションをロック解除するパスワードを作成できます。 ユーザーがロックされたオプションの上にポインタを移動すると、ツールチップに管理者の名前とメールアドレスが表示されるため、ユーザーは管理者に連絡し、パスワードをリクエストできます。
システム オプションを、ユーザーが最初にソフトウェアを開始したときのみ適用するか、SOLIDWORKS ソフトウェアが開始するときに毎回適用するか、およびユーザー定義設定を同時に適用するかどうかを選択します。 ユーザーが、ロック定義が格納されている .sldSettings ファイルでネットワーク先にアクセスできない場合に、オプションをロックされたままにするかどうかも選択します。
設定アドミニストレータ ツールを使用するためのステップが 3 つあります。
- アドミニストレーティブ イメージを作成します。
- 設定アドミニストレータを使用して、選択した SOLIDWORKS オプションを含む *.sldSettings ファイルを生成します。
- *.sldSettings ファイルを SOLIDWORKS インストレーションに含めます。
展開後、ステップ 2 を繰り返せば、既存の *.sldSettings ファイルを何度でも変更できます。 SOLIDWORKS ソフトウェアは、次回開始されたときに、変更された *.sldSettings ファイルを読み込みます。