シェル メッシュ - 手動

ユーザー定義の要素サイズを設定し、選択した領域内のメッシュを細かくするには、シェル メッシュを作成する手動の方法を使用します。 メッシュ編集ツールを使用して、シェル メッシュの品質を改善できます。

シェル メッシュは三角形要素で構成されていて、結果の精度を損なわずに、ソリッド メッシュより短い計算時間で済みます。

シェル メッシュ - 手動(Shell Mesh - Manual) PropertyManager を開くには、次のいずれかを行います。

  • ソリッド メッシュ(自動)(Solid Mesh (Automatic))(プラスチック(Plastics) CommandManager)の下向き矢印をクリックし、ソリッド メッシュ(手動)(Shell Mesh (Manual))を選択します。
  • PlasticsManager ツリー シェル(Shell)をダブルクリックし、手動(Manual)をクリックします。

ステップ 1/4 - モデル タイプ選択(Select Model Type)

ソリッドデータをシェルそり変形解析にエクスポート(Export Solid Data for Warp Analysis) シェル メッシュを、四面体要素を使用するソリッド メッシュに変換し、そり変形解析用にメッシュ データを保存します。
タイプ シェルとソリッドの両方の要素が含まれているメッシュを持つ部品を開く場合に使用できます。 要素のタイプ(シェル(Shell)またはソリッド(Solid))を選択し、メッシュ化に進みます。

ステップ 2/4 - 領域タイプの設定(Set Domain Type)

部品をキャビティまたは冷却管のいずれかとして特定します。

キャビティ 選択した部品をキャビティとして特定します。
冷却管(Cooling Channel) 選択した部品を冷却管として特定します。
適用 キャビティまたは冷却管の選択内容を部品に適用します。
表示/非表示(Show/Hide) 選択した部品の表示状態を切り替えます。 非表示状態の部品に対しては、メッシュは作成されません。

ステップ 3/4 - サーフェス メッシュ(Surface Mesh)

三角形のサイズ(Triangle Size) アクティブな領域上のサーフェス メッシュのデフォルトのエッジ長を指定します。 三角形のサイズを小さくすると、より多くの要素を作成できます。
単位は、SOLIDWORKS Plastics > ヘルプ(Help) > 単位(Unit)で定義されています。
三角形の数(Number of Triangles) 指定した三角形のサイズに対して、サーフェス メッシュ内のシェル要素の総数を予測します。
テトラの数(Number of Tetrahedrons) 指定した三角形のサイズに基づいて、部品の体積を満たす(1 つのソリッド メッシュに対する)ソリッド四面体要素の総数を予測します。
メッシュ作成方法(Local Refinement) モデルの危険領域で三角形のサイズを小さくすることによって、メッシュを細かくします。 ゲートなどの小さいジオメトリ フィーチャーに対して細かいメッシュを設定し、その他の領域に対して粗いメッシュを設定できます。 危険領域でメッシュを細かくすると、結果の精度が上がります。

なし

メッシュを細かくせずに、メッシュ要素のサイズがモデル全体に適用されます。

設定(set)

選択したサーフェス、エッジ、または点でメッシュを細かくします。 設定サイズ(Assign Size)を参照してください。

自動

フィーチャーが小さいまたは曲率が高い領域で自動的にメッシュを細かくします。

グラデーション(Gradation) メッシュ作成方法(Local Refinement)自動(Auto)を選択している場合に、メッシュが細かくされた領域とデフォルト メッシュ領域の間のメッシュ変化を設定します。

スライダーを左(スムーズ(Smooth))に移動すると、より多くの要素を使用してメッシュ サイズの変化がスムーズになります。 スライダーを右(シャープ(Sharp))に移動すると、要素数が減り、変化がより不均一になります。

メッシュ 現在の設定に基づいてメッシュを作成します。
削除(Delete) 現在のメッシュを削除します。
メッシュ作成方法(Local Refinement)設定(Set)を選択している場合に使用できます。 ローカル メッシュ修正の設定を指定します。
サーフェス(Surface)エッジ(Edge)点(Point) メッシュ作成方法を適用する、モデルの幾何要素を選択します。
たとえば、サーフェス(Surface)を選択すると、モデル内のサーフェスの選択をフィルターできます。 グラフィックス領域でサーフェスをハイライトし、設定(Assign)をクリックします。 選択したサーフェスが PropertyManager にリストされます。 メッシュを細かくする幾何要素を複数追加できます。
半径(Radius) 点(Point)を選択した場合に使用できます。

選択した点を中心に、指定した半径で円を作成します。 ローカル メッシュのリファインが円内のすべての点に適用されます。

貫通選択(Select Through) モデルを貫通するすべての要素を選択します。
三角形のサイズ(Triangle Size) 選択した幾何要素に対するエッジの長さを設定します。 異なるエンティティに対して異なる三角形のサイズを設定できます。
指定(Assign) 現在の三角形のサイズをハイライトされている幾何要素に設定し、そのエンティティをリストに追加します。
削除(Delete) 選択した幾何要素をリストから削除します。

メッシュ作成方法を適用する方法:

  1. をクリックして、シェル メッシュ - 手動(Shell Mesh - Manual) PropertyManager に戻ります。
  2. メッシュ(Mesh)をクリックして、メッシュ作成方法を適用し、部品を再メッシュ化します。

    次のステップのサマリー(Summary) PropertyManagerでは、メッシュの品質を測定するメッシュ パラメータがリストされます。