シミュレーションのパフォーマンスの改善

互換性のないボンドへの接触セットを含む、複数の荷重ケースを使用する線形静解析スタディのパフォーマンスが改善されました。

複数の荷重ケースを使用する線形静解析スタディ

リモート荷重で定義された複数の荷重ケースを使用して線形静解析スタディのシミュレーションを解析すると、パフォーマンス上の利点がわかります。 リモート荷重の力とモーメント成分により、ソルバのパフォーマンスが最適化されます。 リモート荷重の変位、回転、質量成分は、どの荷重ケースでも変更されません。

接触または仮想壁接触がどの荷重ケースにも存在する場合、パフォーマンスは改善されません。

すべての荷重ケースで剛性マトリックスが同じままであるため、Intel Direct Sparse ソルバがグローバル剛性マトリックスの因数分解(総解析時間の大部分を占める)を 1 回だけ実行します。

Intel 直接スパース ソルバの最適化された再構成は、SOLIDWORKS Simulation 2019 で導入され、圧力、力、およびトルク荷重タイプで実現されました。

互換性のないボンド

面-面の互換性のないボンドのアルゴリズムが改善されました。 ソルバは、剛体モードのゼロ応力状態とゼロ振動数を正しく計算します。

他に例のない(互換性のない)メッシュを持つボンド インターフェイスでの応力の計算も改善されました。

ボンド部品接触のデフォルト オプションは、互換性のないメッシュになりました。 Simulation オプション(Simulation Options) > デフォルト オプション(Default Options) > 接触(Contact) を選択すると、部品接触のメッシュ設定(グローバル接触オプションを含む)をボンド接触タイプの 互換性のあるメッシュまたは互換性のないメッシュに変更できます。