焦線

光が表面で屈折するか反射すると、曲げられた光線は集中され、焦線と言われる光るパターンが作成されます。

屈折焦線 反射焦線
indirect_caustics_wineglass.jpg Caustics_Direct_Reflective_HighQuality_100000.jpg
光はワイン グラスを通して屈折しています。 光はゴールドのリングから反射しています。

反射焦線と屈折焦線に加え、焦線には、他に次の 2 種類があります。

インダイレクト焦線

間接照明によって作成される焦線(シーン イルミネーション)です。

SOLIDWORKS では、インダイレクト屈折焦点線は常にオンです。

SOLIDWORKS では、インダイレクト反射焦点線は常にオフです。

ダイレクト焦線

スポット照明または点照明を含む直接照明によって作成される焦線です。

指向性光源は、ダイレクト焦線にもインダイレクト焦線にも影響しません。

ダイレクト焦線は、床の外観またはリアル ジオメトリからの反射がある場合のみ表示可能です。 ダイレクト焦線をオンにするには、PhotoView > オプションをクリックし、PropertyManager を使用します。 ダイレクト焦線は、最終レンダリング イメージにのみ表示されます。

ダイレクト焦線効果の作成

ダイレクト焦線効果を作成して、モデルをさらに写実的にレンダリングできます。

モデルにダイレクト焦線効果を作成するには:

  1. PhotoView で、スポット光源または点光源を設定し、モデルの方向に向け、光源をオンにします。
  2. モデルの下にフィジカル ジオメトリを作成して床を追加するか、シーンに床の外観を追加します。
    ダイレクト焦線は、フィジカル ジオメトリまたは床の外観からの反射がある場合のみ表示されます。
  3. PhotoView 360 > オプションをクリックします。
  4. PropertyManager で、ダイレクト焦線を選択し、焦線量焦線精度の値を設定します。
    焦線量の値を大きくすると、可視領域が広くなり、焦線効果が高まります。 焦線精度の値を大きくすると、焦線効果の表示精度が高まります。
    pv_caustic_amount.png
    焦線量の増加。左から右へ
    pv_caustic_quality.png
    焦線精度の増加。左から右へ

    焦線量を小さくするときは、粒状性を避けるために焦線精度を上げます。焦線量を大きくするときは、よりシャープな外観を作成するために焦線精度を小さくします。焦線量焦線精度の値を大きくすると、レンダリング処理に必要な時間が長くなります。

  5. PM_OK.gif をクリックします。
  6. PhotoView 360 > 最終レンダリングをクリックします。
    プレビュー および 最終レンダリング ウィンドウが開きます。 ダイレクト焦線は、最終レンダリングにのみ表示されます。