寸法の小数の端数処理をより詳しく設定できるようになりました。
端数処理のオプション
に次のオプションが用意されています。
四捨五入(Round half away from zero)
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前の桁が 5 以上の場合は切り上げます。 たとえば、46.15 を小数点以下 1 桁に処理する場合は、46.2 になります。
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五捨六入(Round half towards zero)
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前の桁が 5 以下の場合は切り捨てます。 たとえば、46.15 を小数点以下 1 桁に処理する場合は、46.1 になります。
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偶捨奇入(Round half to even)
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端数処理の対象となる桁が 5 の場合に適用されます。 前の桁が偶数の場合はそのままにします。 たとえば、46.25 を小数点以下 1 桁に処理する場合は、46.2 になります。前の桁が奇数の場合、桁を次の偶数の数に切り上げます。 この手法は、「銀行丸め」とも言います。 たとえば、46.15 を小数点以下 1 桁に処理する場合は、46.2 になります。
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端数切り捨て(Truncate without rounding)
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桁を丸めずに切り捨てます。 たとえば、46.19 を小数点以下 1 桁に処理する場合は、46.1 になります。
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端数処理を寸法のみに適用する(Only apply rounding method to dimensions)
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(部品とアセンブリのみ)。 選択すると、関係式から派生する寸法を含む寸法とその公差にのみ、端数処理のルールが適用されます。 選択解除すると、ダイアログ ボックス(質量特性など)を含む端数処理が発生するすべての場所で、端数処理のルールが適用されます。
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また、その他タブがあるすべての寸法 PropertyManager で、ドキュメントの手法を使用(Use document method)するか、上記の端数処理を選択して寸法に適用できます。
公差の端数処理
代替単位の 第 2 単位では、第 2 単位の公差範囲の五捨六入を行うことによって、主要単位の公差範囲に収まるように設定できます。こうすることで、代替単位が主要単位と競合することがなくなります。
をクリックします。
寸法ノードと
寸法にある任意のノードで、
公差をクリックします。
寸法公差ダイアログ ボックスの代替単位の公差の下で、
第 2 単位公差範囲の五捨六入(Inward rounding of secondary unit tolerance extents)を選択します。 選択すると、第 2 単位の公差上限が主要単位の端数処理後の公差上限の数値を上回る場合は、第 2 単位の公差上限の値が切り下げられます。 第 2 単位の公差下限が主要単位の端数処理後の公差下限の数値を下回る場合は、第 2 単位の公差上限の値が切り上げられます。
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第 2 単位公差範囲の五捨六入(Inward rounding of secondary unit tolerance extents)が選択されている場合 |
第 2 単位公差範囲の五捨六入(Inward rounding of secondary unit tolerance extents)が選択解除されている場合 |
また、すべての寸法 PropertyManager の値タブで五捨六入(Inward rounding)を選択して、個々の寸法を調整できます。