圧力容器スタディでは必要な要素を伴う静解析スタディの結果を組み合わせます。それぞれの静解析では異なる荷重設定が行われ、対応する結果が生成されます。これらの荷重は死荷重、活荷重(静的荷重で近似)、熱荷重、地震荷重などになります。圧力容器デザイン スタディでは静解析スタディの結果を線形組み合わせあるいは平方和方式の平方根(SRSS)を使用して代数学的に組み合わせます。
固体メッシュを使用する場合、ソフトウェアは薄膜構成部品と曲げ構成部品を分けるための応力の線形化ツールを提供します。
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重要: 荷重の設定のみを変化させます。材料、拘束、接触条件、モデルのコンフィギュレーション、そして静解析スタディのメッシュ設定は一致する必要があります。
- 線形の範囲においてのみ結果は有効です。そのため、スタディでは [大変位ソリューション] またはくい込みなし(No Penetration)の接触は使用できません。線形性の仮定が成り立たないためです。
- この機能は、一般的 に圧力容器のデザインに使用されます。デザイン/製造基準として、特定の荷重シナリオを組み合わせる必要があります。
- ソフトウェアでは連立方程式のセットの解は計算されません。選択スタディの既存の結果が組み合わされます。
- 数量を計算する(合成変位、von Mises、主応力など)場合、先ず方向性を伴う成分が組み合わされます。
- SRSS を使用した圧力容器デザイン スタディでは、変位あるいは変形のプロットは作成できません。変位の負の成分を二乗すると正の値になるためです。値を合計すると不正確な結果になります。
- このリリース版では、圧力容器デザイン スタディのレポートはサポートされません。