
FFEPlus 反復ソルバおよび Intel 直接スパース ソルバの関数ベースの処理は、コネクタなどのフィーチャーを含むシミュレーション スタディに拡張されます。 ソルバの自動選択は、非線形解析、固有値解析、座屈解析のスタディまで拡張されています。
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FFEPlus 反復(FFEPlus iterative)と Intel 直接スパース(Intel Direct Sparse)ソルバ
関係式のシステムを解決するための剛性データの転送は、ファイルベースの処理が関数ベースの処理に置き換えられるため、最適化されます。 以下を含むシミュレーションのパフォーマンスが向上します。
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結合: スプリング、ベアリング、ボルト、および剛体
- 周期対称、剛体結合によるリモート荷重、および補強材として機能する梁。
- 自動ソルバ選択(Automatic Solver Selection)
最適な方程式ソルバを選択するアルゴリズムが改善され、非線形解析、固有値解析、座屈解析の各スタディが含まれるようになりました。 最適な方程式ソルバ(Intel 直接スパースまたは FFEPlus 反復)の選択は、方程式、荷重ケース、メッシュ タイプ、形状フィーチャー、接触フィーチャーと結合フィーチャーの数、および使用可能なシステム メモリによって異なります。
固有値解析スタディでは、前述のパラメータに加えて、固有値の数もアルゴリズムにより考慮されます。 座屈解析スタディでは、モード数が考慮されます。
- 線形動解析スタディのための Intel 直接スパース(Intel Direct Sparse)ソルバ
線形動解析スタディのための Intel 直接スパース(Intel Direct Sparse)ソルバを選択地盤振動(Selected Base Excitation)と共に使用して固有値と応答を計算できます。
シミュレーションの実行中にソルバ エラーが発生した場合、SOLIDWORKS Simulation では、ソルバ エラーに関連する情報を記録するファイルをテクニカル サポート チームに送信するように求めるプロンプトが表示されます。
開発チームは、その他の情報を使用することなく、SIMSTACK-*.dmp ファイルのデータに基づいてソルバ エラーの原因となった情報をモジュールから抽出できます。 この機能拡張の利点は、シミュレーションのソルバ エラーをトラブルシューティングする場合に、機密モデル データを共有する必要がないことです。
