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疲労

指定した周波数で繰り返し周期荷重がかかったり、不規則振動環境に入れられたりする部品の損傷や残りの寿命を予測できます。

SOLIDWORKS Simulation Premium で利用できます。

調和線形動解析スタディや不規則振動線形動解析スタディの結果を利用する周波数領域イベントに基づいて、疲労解析を実行できます。

周波数領域イベントに基づく疲労解析スタディの出力には、残りの寿命および損傷のプロットが含まれます。 不規則振動に基づく疲労解析スタディの場合、破壊までの時間に関するプロットも含まれます。

調和解析結果に基づく疲労解析

調和線形動解析スタディの周波数別の応力結果に基づく疲労解析スタディでは、特定周波数で指定サイクル数の周期(正弦波)振動にさらされた部品の残りの寿命と損傷を予測できます。

累積損傷率は、線形損傷則またはマイナー則に基づいて次のように計算されます。

E [D] は、予測損傷率です。nI は、部品に特定周波数および交番応力 SI が適用されるサイクル数、NI は、材料の S-N カーブによって与えられる応力レベル SI で破壊を引き起こすサイクル数です。

不規則振動解析結果に基づく疲労解析

構造または構成部品から得た応力履歴やひずみ履歴が実際は不規則である場合(そのため、確率密度関数、上方ゼロ交差、1 秒あたりのピーク数などの統計的パラメータによって表すことが適している場合)、次の周波数領域計算方法を使用して疲労寿命を予測できます。

  • ナロー バンド
  • Steinberg
  • Wirsching

周波数に基づく疲労寿命予測では、解析対象モデルの応答パラメータ(応力とひずみ)が不規則かつ定常であり、ガウス分布の性質を有することを前提としています。

他の疲労解析スタディとは異なり、材料の S-N カーブは次の Basquin 関係式によって定義されます。

N = B / (Se )m

ここで、N = 破壊までの許容サイクル数、B = カーブ固有の定数(S 軸の切片)、Se = 周期荷重の応力範囲、m = 線形 S-N カーブの勾配です。

この関係式は、一定振幅周期荷重下では、ログ-ログ スケールでプロットしたときに、破壊までのサイクル数 N と適用される応力範囲 Se との間に線形関係があることを示しています。



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