メッシュ診断（Mesh Failure Diagnostics）

メッシュの作成に失敗した場合、自動トライアルをアクティブにしていない限り、メッセージが表示されて動作が停止します。 メッシュ診断ツールは、ソリッド メッシュの問題を検出して解決する際に役立ちます。

メッシュ診断ツールにアクセスするには、メッシュ（Mesh）を右クリックし、メッシュ診断（Failure Diagnostics）をクリックします。

ソリッド構成部品のメッシュ作成は、2つの基本フェーズで構成されています。最初のフェーズで、メッシャーは境界に節点を配置します。この段階はサーフェスのメッシュ化と呼ばれます。第 1 フェーズが成功した場合、部品内部で節点を作成する第 2 フェーズに入ります。四面体要素で部品内を満たし、節点間の中央にある中間節点を配置します。中間節点は、メッシュ オプション ダイアログ ボックスで高精度メッシュが要求された場合にのみ配置されます。メッシュ作成失敗は、2つのフェーズのいずれかで発生します。

メッシュ診断 (Mesh Failure Diagnostics) パネルには、メッシュ作成に失敗した部品が表示されます。 各部品をクリックすると、作成失敗の原因となった面やエッジが表示されます。 メッシュ診断 パネルのリストにあるボディをダブルクリックすると、グラフィックス領域内でそのボディが拡大されます。

  • メッシュが失敗するボディを表示 (Show bodies which failed to mesh) をクリックすると、これらのボディがシェイディング表示モードでグラフィック領域にレンダリングされます。 メッシュされたボディはワイヤフレーム表示モードでレンダリングされます。
  • メッシュされたボディのみを表示するには、すべてのボディのメッシュを表示 (Show mesh for all bodies) をクリックします。
無効なジオメトリのモデルを確認するには、ツール > 評価（Evaluate） > 確認をクリックします。

失敗した構成部品の確認

失敗した構成部品を確認するには

  1. メッシュ作成に失敗した後、メッシュ アイコンを右クリックし、メッシュ診断を選択します。
  2. 部品の問題点を認識するために各リスト ボックスから選択します。
    メッシュ作成に失敗した選択部品のすべての面やエッジは、グラフィックス領域で強調表示されます。
  3. メッシュ作成失敗の原因となった面やエッジをリスト ボックスで選択します。
    選択面またはエッジは、グラフィックス領域で強調表示されます。
メッシュ診断 PropertyManager は、固体メッシュのみに使用できます。

正常にメッシュされたボディを再メッシュせずに、失敗した構成部品のみをメッシュできます。