冷却管 PropertyManager

冷却管(Cool Pipe) PropertyManager は、ソリッド メッシュ処理(Solid Mesh Procedure) > ランナーおよび冷却システム設計(Runner and Cooling System Design)を使用してスケッチから作成される冷却管のパラメータを設定します。

冷却管(Cool Pipe)PropertyManager を開くには:

  • Plastics Manager で境界条件(Boundary Conditions)を展開し、冷却管(Cool Pipe)をダブルクリックします。
この境界条件を使って、各冷却回路に 1 つの流入および 1 つの出口を定義することができます。 他のすべての側流路は、デッド エンドとして扱われます。
  • スケッチを作成して冷却管のレイアウトを定義し、チャネル設計(Channel Design) PropertyManager を使用してチャネルの直径を入力することにより、冷却(COOL)解析結果(部品の冷却時間、冷却終了時の部品と金型の温度など)の精度が向上します。
  • 冷却システムがソリッド ジオメトリから作成されている場合は、冷却管(Cool Pipe)ではなく、冷却剤入口(Coolant Entrance)境界条件を使用します。

金型から冷媒への最大熱伝導を作成するには、十分高い冷媒速度で乱流を起こすことが不可欠です。 冷却管(Cool Pipe)で使用される熱伝導係数は、レイノルズ数による速度に依存するため、層流および乱流の状態には敏感です。

冷媒流量が小さく乱流状態を保持できない場合は、ログおよびレポート テキスト ファイルに次のような警告メッセージが表示されます。

** Warning D3001 **  Channel elm. #  1 Reynolds Number=1.0e+002 is less than 4000.

選択アイテム

チャネル設計(Channel Design)PropertyManager を使用して以前定義した冷却管がすべて表示されます。 冷却管のパラメータを編集するには、テーブルでそのパラメータを選択します。

  流入口・流出口の開口部(要素) 冷却管の流入口(青矢印)および流出口要素(赤矢印)。
  逆流 冷却剤の流入方向を反転します。
  冷却材料 材料データベースから冷却材料を選択します。
  注入温度 流入口での冷却剤の温度を設定します。

この温度値は、冷却設定(Cool Settings)PropertyManager のデフォルトの最小冷却剤温度(Min Coolant Temperature)をオーバーライドします。

  流れパラメータ 冷却管内の冷却剤の流量制御を設定します。 次のいずれかの流れパラメータ入力を選択します:
  • 流量(cc/sec)
  • トータル圧力損失(MPa)
  適用 現在の設定を冷却管に適用します。