SOLIDWORKS Electrical Schematic - 演習 6

この演習では等電位番号を管理し、端子台を配線します。

この演習は、演習 5 で作成した Electrical プロジェクトに基づいています。完了していない場合は、この Electrical プロジェクト ファイルをダウンロードし、SOLIDWORKS Electrical で解凍できます。

この演習を行う際の参考として、この PDF ドキュメントを開くか、ダウンロードして印刷してください。

パネルからのシンボルの挿入

この演習ではパネル内のコンポーネントのリストを使用して、新しい配線図を作成し、ワイヤを描画し、インジケーターを配置します。

パネルからシンボルを挿入するには:

  1. ドキュメント（Documents） パネルで、1 - マイ ブック（1-My Book）を右クリックし、新規（New） > 配線図（Scheme）をクリックして配線図 05 をファイルに追加します。
  2. 配線図 05 を右クリックし、プロパティ（Properties）をクリックします。
  3. ダイアログ ボックスの説明（Description）の説明（自分の言語）（Description (your language)）に「Signaling」と入力し、OK をクリックします。
  4. 配線図（Schematic） > 単一配線タイプを作図（Draw single wire） をクリックします。
  5. コマンド（Command） パネルで配線（Electrical wires）タブを固定し、ビデオに示すように 2 本の水平ワイヤおよび 2 本の垂直ワイヤを描画します。
  6. コンポーネント（Components） パネルの L3 - コントロール パネル（L3 - Control panel）で、次の操作を行います。
    1. =F1-H1 を右クリックしてシンボルを挿入（Insert symbol） をクリックし、グラフィック領域でクリックして、一番左の垂直ワイヤ上にシンボルを配置します。
    2. シンボル =F1-H2 に手順 6a を繰り返し、右端の垂直ワイヤに配置します。
    3. コマンド（Command）パネルを閉じて、作業内容を確認します。

多言語テキストの配置

この演習では、配線図 05 で、翻訳可能テキストの 2 つのインスタンス、「モーター 1 オン」と「モーター 2 オン」を配置します。多言語テキストは、Electrical プロジェクト データベースに保存されるため、基本テキストよりも優れています。

多言語テキストを配置するには:

  1. 作成（Draw） > 多言語テキスト（Multilingual text） をクリックします
  2. グラフィック領域で、一番左の垂直線の下をクリックして多言語テキストを配置します。
  3. コマンド（Command）パネルで次の操作を行います。
    1. テキスト（Text）の英語（English）に「Motor 1 \P ON」と入力します。
    2. 書式（Format）でプロジェクト構成を使用（Use project configuration）を選択解除します。
    3. メインの言語（Main language）（使用する言語）で、フォントとして Arial を選択します。
    4. テキストの高さ（Height）を 6 に、色（Color）を青（Blue）に指定します。
    5. 位置合わせ（Justification）で中央（Middle Center）を選択します。
    6. をクリックします。
  4. 手順 1 ～ 3 を繰り返して、右端の垂直線にテキスト「Motor 2 \P ON」を入力します。

図面間での極性の始点と終点の配置

この演習では、配線図 03 と 04 の間に極性の始点と終点を配置します。

図面間に極性の始点と終点を配置するには:

  1. ドキュメント「03 - Electrical scheme」を開きます。
  2. 配線図（Schematic） > > 渡り配線（Origin - Destination arrows） をクリックします。
  3. 渡り配線マネージャー（Origin-destination manager）ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。
    1. 前へ（Previous）および次へ（Next）ツールを使用し、03 - Electrical scheme ドキュメントを左側タイルで、04 - Command を右側タイルで開きます。
    2. 単一挿入（Single insertion） を左側タイルでクリックして、始点に一番上のワイヤの端を選択し、右側タイルで終点に一番上のワイヤの端を選択します（ビデオを参照）。

    3. 左側タイルで、始点に上から 2 番目のワイヤの端を選択し、右側タイルで終点に下のワイヤの端を選択します。

    4. 閉じる（Close）をクリックしてドキュメント 03 - Electrical に戻ります。
  4. 始点と終点を正しく指定したことを確認するには、04-2 の上の始点を右クリックし、移動（Go to） > 04-2 終点矢印（04-2 Destination arrow）をクリックします。

    終点矢印 03-10 が 04 - Command ドキュメントで開きます。開かない場合は、作業を確認してください。

等電位の番号

この演習ではワイヤの番号を変更し、テキストを修正します。

等電位番号を割り当てるには:

  1. ドキュメント「03 - Electrical scheme」を開きます。
  2. プロセス（Process） > 線番号の割り当て（Number new wires） をクリックします。

    既存の番号を変更せずに新しいワイヤの番号を変更するように求められたら、はい（Yes）をクリックします。

  3. 配線図の左上隅を拡大表示し、表示されている 4 本のワイヤをボックス選択して右クリックし、ワイヤ マークの編集（Edit wire mark） をクリックします。

  4. ダイアログ ボックスの新規（New）で、新しいワイヤ マーク番号を入力し、OK をクリックします。
    古い 新規（New）
    L3-1 T
    L2-1 S
    L1-1 R
    N-1 N

    次に、48V DC ワイヤの番号割り当て数式を変更します。

  5. ドキュメントの右上隅を拡大表示します。
  6. プロジェクト（Project） > コンフィギュレーション（Configurations） > ワイヤ スタイル（Wire styles）をクリックします。
  7. ワイヤ スタイル マネージャー（Wire style manager）の左ペインのグループ 0（Group 0）で、48V - コントロール（48V - Control）を選択してプロパティ（Properties） をクリックします。
  8. ダイアログ ボックスの一般（General）で等電位数式（Equidpotential formula）を選択し、行の右側で数式（Formula） をクリックします。
  9. 数式マネージャー（Formula manager）で、番号 3（Number 3）、ファイル マーク/等電位カウンター（File mark/Equipotential counter）を選択し、数式を置換（Replace formula）をクリックして OK をクリックします。
  10. OK と閉じる（Close）をクリックしてドキュメント 03 - Electrical scheme に戻ります。

    次に、手動で行った番号付けを変えずに図面の番号付けを更新します。

  11. プロセス（Process） > ワイヤ番号の再割り当て（Renumber wires） をクリックします。
  12. ダイアログ ボックスのワイヤ番号の割り当て（Number wires）でワイヤ番号の再計算（Recalculate the wire numbers）をクリックし、手動番号の再計算（Recalculate manual numbers）を選択解除して OK をクリックします。
  13. 既存のワイヤ番号の再計算に関する警告メッセージが表示されたら、はい（Yes）をクリックして続行します。

    次に、テキストの位置と表示を管理します。1:28 の時点からビデオをご覧ください。

  14. 配線図（Schematic） > テキストの配置（Align texts） をクリックします。
  15. ビデオのように、テキストをボックス選択し、水平線または垂直線を描画し、クリックしてテキストをその線に沿って揃えます。
  16. 配線図（Schematic） > テキストを表示（Show texts） > ワイヤ マークを表示/非表示（Show / hide wire marks）をクリックし、ビデオに表示されているテキストをボックス選択して非表示にします。

    最後に、ワイヤ マークを編集し、渡り配線を指定します。

  17. ドキュメント 05 - Signaling を開き、左上隅を拡大し、ワイヤの端を右クリックしてワイヤ マークの編集（Edit wire marks）

    をクリックします。
  18. ダイアログ ボックスの等電位マーク（Equipotentials marks）の新規（New）に「03/5」と入力します。

    重複したマークについてのプロンプトが表示されたら、はい（Yes）をクリックし、OK をクリックします。

  19. 左下隅を拡大表示し、ワイヤの端を右クリックして、ワイヤ マークの編集（Edit wire marks）をクリックします。

  20. ダイアログ ボックスの等電位マーク（Equipotentials marks）の新規（New）に「03/6」と入力します。
  21. 重複したマークについてのプロンプトが表示されたら、はい（Yes）をクリックし、OK をクリックします。
  22. 配線図（Schematic） > 渡り配線（Origin - Destination arrows） > 自動挿入（Automatic insertion）をクリックします。

    ダイアログ ボックスに、始点と終点に使用される矢印が表示されます。

  23. 同一マークのあるすべての等電位を接続（Connect all equipotential with the same mark）を選択し（ビデオには表示されない）、OK をクリックします。

    同じ番号のワイヤが自動的に接続されます。

  24. ドキュメント 03 - Scheme と 05 - Signaling で、選択した 2 本のワイヤの渡り配線を確認します。

端子台の配線と編集

この演習では、端子台を配置し、結線図で予約されているケーブルを使用して配線します。次に、フォルダに図面を生成します。

端子台を配線および編集するには:

  1. ドキュメント 05 - Signaling で、ビデオに示されているように左端の垂直ワイヤを右クリックし、ケーブル コアの関連付け（Associate cable cores）をクリックします。

  2. ダイアログボックスで:
    1. トップ パネルのケーブル（Cables）の説明（Description）で、F1 - メイン機能（F1 - Main function） > W4 を展開し、アイテム 1 を選択します。
    2. 下部パネルのケーブル コアに関連付けるワイヤ（Wires to associate with cable cores）で、ワイヤ 05/2（Wire 05/2）を選択します。
    3. メニューでケーブル コアの関連付け（Associate cable cores） をクリックし、OK をクリックします。
  3. ビデオに示されているように右端の垂直ワイヤを右クリックし、ケーブル コアの関連付け（Associate cable cores）をクリックします。

  4. ダイアログボックスで:
    1. トップ パネルのケーブル（Cables）の説明（Description）で、F1 - メイン機能（F1 - Main function） > W4 を展開し、アイテム 2 を選択します。
    2. 下部パネルのケーブル コアに関連付けるワイヤ（Wires to associate with cable cores）で、ワイヤ 05/7（Wire 05/7）を選択します。
    3. メニューでケーブル コアの関連付け（Associate cable cores） をクリックし、OK をクリックします。
    グラフィック領域で、関連付けられたワイヤの色が変更されます。

  5. ビデオに示されているように 2 本のワイヤをボックス選択し、右クリックしてケーブル コアの関連付け（Associate cable cores）をクリックします。

  6. ダイアログボックスで:
    1. トップ パネルのケーブル（Cables）の説明（Description）で、F1 - メイン機能（F1 - Main function） > W4 を展開し、アイテム 3 と 4 を選択します。
    2. 下部パネルのケーブル コアに関連付けるワイヤ（Wires to associate with cable cores）で、ワイヤ 05/2（Wire 05/2）とワイヤ 05/10（Wire 05/10）を選択します。
    3. メニューでケーブル コアの関連付け（Associate cable cores） をクリックし、OK をクリックします。

    次に、端子台を編集してケーブルを関連付けます。

  7. プロジェクト（Project） > 端子台（Terminal strips） をクリックします。
  8. 端子台マネージャー（Terminal strips manager）のマーク（Mark）で XBJ1 を選択し、編集（Edit） をクリックします。
  9. 端子台エディター（Terminal Strips Editor）で、ビデオに示すように、2 本のケーブルの右側を選択します。

  10. 詳細設定（Advanced）タブで、ケーブル コアの関連付け（Associate cable cores） をクリックします。
  11. ダイアログボックスで:
    1. トップ パネルのケーブル（Cables）の説明（Description）で、F1 - メイン機能（F1 - Main function） > W5 を展開し、茶色（brown）と青（blue）を選択します。
    2. 下部パネルのケーブル コアに関連付けるワイヤ（Wires to associate with cable cores）で、ワイヤ 05/4（Wire 05/4）とワイヤ 05/3（Wire 05/3）を選択します。
    3. メニューでケーブル コアの関連付け（Associate cable cores） をクリックし、OK をクリックします。
  12. 手順 9 ～ 11 を繰り返して、下部の 2 本のケーブル 05/9 および 05/8 をケーブル コア W6 の茶色および青色のワイヤに関連付けます。
  13. 端子台エディター（Terminal Strips Editor）と端子台マネージャー（Terminal strip manager）を閉じます。

    次に、端子台エディターを使用して M2 モーターを配線します。

  14. ドキュメント 03 - Electrical scheme で、プロジェクト（Project） > 端子台（Terminal strips） をクリックします。
  15. 端子台マネージャー（Terminal strips manager）のマーク（Mark）で XM1 を選択し、編集（Edit） をクリックします。
  16. 端子台エディター（Terminal strip editor）で、3 本のケーブルの左側を選択し（ビデオを参照）、右クリックしてケーブル コアの関連付け（Associate cable cores）をクリックします。

  17. ダイアログボックスで:
    1. トップ パネルのケーブル（Cables）の説明（Description）で、F1 - メイン機能（F1 - Main function） > W2 を展開し、アイテム 1、2、3 を選択します。
    2. 下部パネルのケーブル コアに関連付けるワイヤ（Wires to associate with cable cores）で、3 本のワイヤを選択します。
    3. メニューでケーブル コアの関連付け（Associate cable cores） をクリックし、OK をクリックします。
  18. 端子台エディター（Terminal Strips Editor）と端子台マネージャー（Terminal strip manager）を閉じます。

    次に、端子台エディター（Terminal strip editor）を使用して M1 モーターを配線します。

  19. ビデオに示されているように左下のワイヤをボックス選択し、右クリックしてケーブル コアの関連付け（Associate cable cores）をクリックします。

  20. ダイアログボックスで:
    1. トップ パネルのケーブル（Cables）の説明（Description）で、F1 - メイン機能（F1 - Main function） > W1 を展開し、茶色（brown）、黒（black）、青（blue）を選択します。
    2. 下部パネルのケーブル コアに関連付けるワイヤ（Wires to associate with cable cores）で、3 本のワイヤを選択します。
    3. メニューでケーブル コアの関連付け（Associate cable cores） をクリックし、OK をクリックします。

    最後に、Terminal Strips という名前のフォルダに端子台図面を生成します。

  21. プロジェクト（Project） > 端子台（Terminal strips） をクリックします。
  22. 端子台マネージャー（Terminal strips manager）のマーク（Mark）で、マーク（Mark）の下にある 4 つのアイテムをすべて選択し、メニューで生成先フォルダ（Destination folders） をクリックします。
  23. ダイアログ ボックスで、新規フォルダ（New folder） をクリックします。
  24. フォルダ（Folder）ダイアログ ボックスの説明（Description）の説明（自分の言語）（Description (your language)）に「Terminal Strips」と入力し、OK を 2 回クリックします。
  25. 端子台マネージャー（Terminal strips manager）で図面の生成（Generate drawings） をクリックします。

    進行状況ダイアログ ボックスが表示され、次に概要ダイアログ ボックスが表示されます。

  26. 概要ダイアログ ボックスと端子台マネージャー（Terminal strips manager）を閉じます。
  27. ドキュメント（Documents）パネルで、1 - 端子台（1 - Terminal strips） を展開し、各項目をクリックして作業内容を確認します。